権実相対
権実相対とは、大乗経を(沢山の人達を乗せる)仏の真実を解き明かした実大乗経(法華経)と、真実を明かすための準備、方便として説かれた権大乗経に立てわけ、権大乗経より実大乗経(法華経)が勝ることを示したのである。権(ごん)とは仮の教え実とは真実の教えの事。
二乗(声聞、縁覚)女人、悪人の成仏を説かず一切衆生の、乗を明かされて居ない。差別を残している権大乗経に比べ実経である法華経は、一切衆生が平等に乗できる法(一念三千の法門)を明かしたいる。諸経は仏の悟りを解くための方便として説かれたのであり法華経にこそ仏の真実の悟りが明かされているそれゆえに権経は劣り実経は勝るのである。