「お前は、みながお前のためい生きることを望んでいるのか、みなが自分よりお前を愛するようになってもらいたいのか?お前のその望みがかなえられる状態は、一つだけである。それは、あらゆる存在が他人の幸福のために生き、おのれ自身よりも他の存在を愛するような状態だ。そういう場合にのみ、お前も他のすべての存在も、みなに愛されるようになるし、お前もその一人として、望み通りの幸福をさずかることだろう。お前にとって幸福の可能な生ある存在として、自分自身よりも他の存在を愛さねばいけない。
この条件のもとでのみ、人間の幸福と生命は可能となり、この条件のもとでのみ、人間の生命を毒してきたものが消滅する。」
--白石一文著『僕のなかの壊れていない部分』より「トルストイの人生論」引用箇所
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