まちづくりはFeel-Do Work!考えるより感じよう、みずから動き、汗をかこう!(旧“まちづくり”便利帳)

まちづくりの支援者から当事者へ。立ち位置の変化に応じて、実践で培った学びの記録。もう一人の自分へのメッセージ。

『生きる意味』

2007-11-02 23:40:03 | 心を捉えた言葉たち
ブッダ全12巻漫画文庫
手塚 治虫
潮出版社

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<第6巻>
怪力しか取り柄のない醜い大男。
身寄りがなく、世間からバケモノ扱いされる人生をおくる中、唯一優しい心で接してくれた人を母のように慕っていた。しかし、その人も理不尽な理由で失ってしまう。
そんな自分を「一番不幸だ」と嘆く大男にブッダは語る。

「この世に幸福な人間なぞありはしない!」
「ずっとたどっていくがよい 誰もかれも 一人残らず みんな不幸なのだ」

この言葉に衝撃を受けた大男は、皆不幸なら、何故人間はこの世にいるのか、と問いただす。その問いにブッダはこう続ける。

「木や草や山や川がそこにあるように 人間もこの自然の中にあるからには ちゃんと意味があって生きているのだ あらゆるものとつながりを持って…」
「そのつながりの中で おまえは大事な役目を果たしているのだよ」

役に立たないと信じていた自分に、役目があると聞かされた大男は耳を疑う。

「もしおまえがこの世にいないならば 何かが狂ってしまうだろう」


手塚治虫さんが残してくれたこの素晴らしい作品の中で、最も心に響くワンシーンでした。

自分にも与えられた役目があると信じ、その役目を見つけ、その役目を果たすことが『生きる意味』なのかもしれません。

”はたして自分は「己の役目」を果たしているだろうか?”
自分を見失いそうになった時、自問自答したいと思います。
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