今回の能登半島地震、何かと引き合いに出される熊本地震。
条件が違い過ぎるのに、比較対象とされるのは辛いものがある。
まず、能登半島地震は元日。熊本地震は1発目が4月14日、2発目が4月16日。
多少厚着はしていたが、暖房は必要ないくらいの気温にはなっていた。
1発目の方は21時半前だったけど、たいていの家では夕食を済ませて片付けているか、
片付けも終えてのんびりしているくらいの時間帯(家庭差があるのは承知)。
2発目に至っては深夜も深夜。14日夜以降の疲れでバタンキュー状態だった人も多いはず。
八代で火災が1件起きたと聞いたが、その程度。
夜だったからこそ、火災が起きずに済んだ。
そして、夜だったからこそ、死者も規模の割に少ないと言う結果になった。
これが昼間だったら、確実に今回の能登半島地震と同規模の死者数を数えていたのではないかと思う。
熊本地震と能登半島地震で、災害派遣された自衛隊員の人数を比較したものです。これによると、熊本地震は2日目で2000人に対し、能登地震では1000人。5日目に熊本は2万4000人に達したのに対し、能登は5000人に留まっています
木原氏(防衛相)は、半島では陸路が限られるため、「道路の復旧状況や現地での受け入れ態勢の段階などを見ながら人数を増やしていった」と説明。自衛隊では活動可能なエリアの拡大に応じて人員を増強する手法をとっており、主に平野部が被災した熊本地震とは条件が異なるとの認識を示した
能登半島と熊本を比べられると、なんだか肩身が狭い。
熊本一区選出の木原大臣、もっと言ったれ!頑張れ!
何よりこれですよ!
また熊本地震との比較も「フェアな観点ではない」と自衛隊関係者は指摘する。熊本市には陸上自衛隊の第8師団が駐屯しているからだ。「言ってみれば、第8師団の“庭先”が被災地になったようなものです。師団本部は物品も資材も備蓄していますし、熊本県内は平野も多く、様々な道路が使えました。能登半島のように補給路を構築する必要はなく、本部から迅速に救援物資を届けることができたのです。また第8師団の人員は6100人で、隊員も被災者だったという点は考慮する必要がありますが、これだけの人数が最初から被災地にいたというのは大きいでしょう。金沢市には第14普通科連隊が駐屯していますが、こちらは1200人です」
熊本市に駐屯地があって良かった。改めて思っているところ。
(金網越しに戦車と並走したことがプチ自慢。たまたまだけど)
被災者が比較しようとするのは仕方ないし、個々人の自由だとは思うけど、
メディアがそんな比較して「なってない」などと足を引っ張るようなことは慎んで欲しい。
比較対象とされる方はたまったもんじゃない。
Amazonのサイトを通じて日本赤十字へ、義援金と支援金を送った。
微々たるものではあるが、8年前の恩返しになればいいなと思っている。