私が大学に入学したのは、1996年。
必修で履修した「情報処理」に使われたパソコンは、Windows95ですらなかった。
その前のヤツだったんだと思う。
大学から「ワープロを買って貰うくらいなら、パソコンにしろ」とお達しが出て、親にノートパソコンを買って貰った。
このノートPCはWindows95だった。
大学のと起動のさせかたが違うので、少し戸惑ったものだ。
とにかく、学生のほとんどが「パソコンって何?」というレベルからのスタート。
はい、電源の入れ方から、Windowsの起動のさせ方から、電源の落とし方まで手取り足取り教えて貰いましたさ。
ま、夏休み中に全PCの入れ替えが行われたおかげで、「Windowsの起動のさせ方」は必要なくなったけどね。
Wordの使い方、Excelの使い方はもちろん、なぜかPowerPointの使い方まで1年の間に教わった。
学部生の間はPowerPointを使う機会は全くなかったけど、学会で発表するときには役立った。
プリントアウトしての発表だったから、PowerPointである必要はなかったんだけど、
Word等で作るよりは遥かに作りやすかったと思う。
2年のときには、これまたなぜかACCESSの使い方も習った。
遊び半分でデータ整理に使った程度で、あとは使ったことがない。
WordとExcelは今でも大活躍だけどね…。
今、パソコンの使い方が分からない世代が育っていると聞くと、20年以上前に逆戻りかぁと変な感じがする。
周辺のデジタル化はどんどん進んでいるのに、スマホはちゃっちゃと扱えるのに、
パソコンの電源の入れ方切り方が分からないというのがイメージしにくい。
学生時代、担当教授がPCの電源を直に切って、先輩と二人で
「ぎゃー!!!」となったのも懐かしい思い出。
「言ってくれたらやりますから、勝手に電源切らないで~~~!!!」
と二人して先生を説得したっけ。先生、ヘラヘラ笑っている場合じゃないって!!
ちなみに、教授当時73~4歳(たぶん)。
今のPCだと直に電源を切っても、シャットダウン処理してくれるが(私のがそう)、
当時は次回起動時に「不適切な処理したでしょ!」と怒られるヤツだった。
PCを扱いにくい人たちって、もしそういうメッセージが出たら、どうなるんだろうな。
見てみたい気もするが、ちょっと怖いかもしれない…。