数年前にアレルギー検査したときに、「スギ花粉」にかなり強いアレルギーがあると判定された。
だけど、花粉症の症状はほとんど出ていない。
「非常に多い」とされる日に、かすかに鼻先がモゾモゾするかな?、ちょっと目がシバシバする?という程度。
くしゃみや鼻水が止まらないということもないので、個人的には助かっている。
まだ「花粉症」という言葉を知らなかった中学生の頃、クラスに今思えば「花粉症だったんだろうな」と思う子がいた。
男子生徒だったんだけど、指定のサブバックにボックスティッシュを入れて登校していたのにビックリした。
休み時間、授業時間問わず鼻をかんでいた。
最初こそ耳障りだと思ったけど、ズルズル言わせているよりはマシだった。
そのうち慣れたけどね。
いや、慣れざるを得ないよね。
あるとき、何の教科だったかは忘れたけど、先生がその子に言った。
「授業中に鼻をかむの、我慢出来ないの?」と。
男子生徒は即座に
「無理です!」
と答えていた。聞いていた私たち、ニヤニヤしたり笑ったり。
先生は先生で、「あ、そうですか…」とゴニョゴニョしていたけどね。
周りの生徒が嫌がっていないのが分かったのだと思うけど、その後彼は一度も指導されることなく思う存分鼻をかんでいた。
学年が変わったら同じクラスになったことがないので、その後彼が花粉症の季節にどうしていたのかは分からない。
クラスが多すぎて、彼がどこにいるかすら知らなかったなぁ。
一番の衝撃は、サブバックからボックスティッシュ(今みたいなスリムボックスではない)が出てきたことだったから、
後のことは本当に些細なことだったなぁ。