Chiakiの徒然日記

ゆりかご

「こうのとりのゆりかご」
一昨年5月に、熊本市内の産婦人科病院が設置したもの。
長期検証がこの前終わり、報告があった。
預けられた子どもの数、2年間で51人。
男女比率はほぼ半数ずつ。少し男の子が多いという程度。

親と連絡が取れているケースも半数近くであり、預けられた理由が分かっているのも結構あった。
理由としてショックだったのが、「戸籍に入れたくない」。
色々と事情があるのだろうけど、そういう理由で預けられた子どもの将来がちょっと心配。
もちろん、「ゆりかご」がなければ、そのまま遺棄されていた可能性も排除できないので、
「ゆりかご」が最後の砦となって赤ちゃんを守ったという考えもある。

一番気になるのは、母親だけが批判されるということ。
赤ちゃんをもうけるには、もう1人の存在が必要なのに、そっちの方はまるで触れられていない。
パートナーの妊娠が分かったら、パートナーのお金も全て持ち去り逃げた男もいると言う。

今回検証作業に当たった委員からは、「父親」についての言及もなされたらしいが、
マスコミは見事なまでにスルー。
地元紙で少し触れられた程度。
「ゆりかご」が必要でなくなる世の中にするためにも、「父親」はどのように関わっているのか、
個人が特定されない範囲で報道して欲しい。
妊娠が分かると同時に逃げたのか、出産間近になって逃げたのか。
世の中の「父親」予備軍の男性たちに、自覚を促すのも、「ゆりかご」利用を減らす一策だと思う。

次の2年間で「ゆりかご」の利用件数がゼロとまでは行かなくても、半減ぐらいはしていることを祈りたい。

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