随分と前に、
とてもショックなことがあった。
まだ信じたくないけど(涙)
話は、2ヶ月前に遡って、、、。
「久しぶりぃ、元気してた?
ねぇ、ちょっと逢えないかな?」
何年ぶりだろう?
スマホの向こうからは、ものすごく懐かしい声がした。
「ビックリしたぁ!!!
私は、相変わらずだけど、、、
どうしたの?何かあった?」
「電話では、話が出来ないから、
何処かで逢えないかな?」と。
「今、あまり時間ないけど、、、」
「10分だけで良いから!!」
「分かった。
じゃあ、○時に○○というお店で」
で、その時間に行くと、
別人のように変わっている、Fさんの姿に、
一瞬、我が目を疑った。
ハッキリとは聞いてないけど、
体重も、40キロ台に落ちたんじゃないだろうか?
と思うくらいだ。
筋力も、自力で立つのが精一杯っといった感じで、
明らかに低下している様子。
Fさんの大きな瞳には、涙が溢れている。
(昔から、大きな目が印象的な人だ)
その姿を見て、
Fさんの身の上に起きていることの想像がついた。
私も席につき、飲み物を注文すると、
少しずつFさんの口から説明がなされた。
その話では、、、。
一昨年に、体調がすごく悪くて、
なかなか治らない日々が続くから検査したらしい。
そしたら、病気が判明した!と。
「今は、まだ元気だし、
最後に逢っておきたかったから、連絡した。
突然、無理を言ってゴメンね!」と。
余命も告げられた!とのこと。
私の耳には、短時間の内に、
聞きたくない単語がたくさん出てきて、
受け入れるのに時間が必要だった。
最後、なぜか握手して別れた。
その日は、帰宅すると、
シャワーを出し続け、時間も忘れて、、
思いっきり泣いた。
既に、破局していたのだが、
数日が経っても、気持ちの整理はつかなかった。
昔、付き合っていた頃、
Fさんは、よく私との会話中、
「冗談やで!!」が口癖だったのに、
期待したその言葉は、
1度も言ってくれることはなかった。
冗談やで、、、!と。
何一つ、Fさんに要求したことないけど、
最初で最後のお願いくらい、
聞いてくれたってイイじゃん!!
57歳だし、まだまだ人生これからでしょ?
あれから2ヶ月が経ち、3日前のこと。
深刻な容態だ!との連絡が入った。
それから2日間、精一杯に頑張ってくれたけど、
昨日、とうとう力尽きて、、。
冗談でしょ?と思いたいが。
Only the good die young.
若死にするのは善人だけ!というけど、
本当に、お手本のような人だったと思う。
暗くなるような発言もせず、いつも笑わせてくれた。
誰かの悪口も、愚痴や不平不満なども言わずに、
そもそも怒りの感情すらなくて、
悟りを開いてる?と思えるような人だった。
ねぇ、なんで連れてっちゃうの?
とても辛いけど、
今まで全力投球で頑張ってきたから、
もうゆっくり休んで欲しいなぁ。
色々と思い出したら、これ以上は書けなくて、、、。