続々入荷中！！ ～その５２ 年収め（後篇）～

RCA Command 5751 Vacuum Tube

さて、残りの２本は困ったことに、5F1 だと電源入れると、耳障りなくらいのノイズあり。
「ケッ　来やがったか」
と、返品する気満々やったんですが、「いちおー試しとこか」と、Romany Plus に挿してみると、「ア・ラ・フ・シ・ギ．．． ？？」　ノイズ全くなし。　それも皆無。
それなら、と Supro Comet でも試してみたが、こっちも、ごく微量のホワイト・ノイズを発するのみ。　ギターの弦に触れてなくても同じ。
「これぞ、5751」
と納得する一方で、5F1 はサーキット側にノイズの原因が発症したか？　と新たな火種も．．．

　

#2

　　　　　Date code: 6443

Tested on Hickok TV-7/D (mini.good: 32)
Testes at 49 / 50

中音域のポッコリがなく、先細りのちとクセのある高音域と、しっかりとした低音域。　分離がとても良く、ジャズ・コードを爪弾くと、落ち着いた一弦一弦の鳴りがとても明瞭。　気に入った。

　

#4

　　　　　Date code: 6413

Tested on Hickok TV-7/D (mini.good: 32)
Testes at 46 / 46

高音～低音域まで、均一に全面に出る感じ。　音にクセがない。　よく言えばハイファイ。　ストレートに言えば、エレキ・ギター・サウンドとしては、イマイチ物足りん。

　

【ディテール写真】

　　　　

　　　　

　

この２本と5F1の組み合わせだけ、ノイズが出るワケがよく分からんですな。
待望の Command 管球だったんですが、音的には、残念ながら今のところ、～その２～のハゲハゲ 5751 を超える球はなし。
まぁ、このレベルになると、最初だか最後だかの一歩が、シックリくる、こないのホント微妙な違いなんすがね。

が、

この微妙な差が、

「おお」

と弾き手を唸らせるか、

「おや．．．」

と弾き手に違和感を与えてしまうか、の大きな違いになるのは、皆はんご承知のこと。
「球転がし」なんつーのは、この「おお」と唸らせられる球との新たな出会いが楽しみでやってるワケですわ。
しばし、Command 球を手に入れた自己満に浸かっとこか。