Smokin' at the Half Note Vol.2 /
Wynton Kelly Trio & Wes Montgomery
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★★★★☆
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#1 No Blues
#2 If You Could See Me Now
#3 Willow Weep for Me
#4 Impressions
#5 Portrait of Jennie
#6 The Surry with the Fringe on Top
#7 Oh, You Crazy Moon
#8 Fou on Six
#9 Misty
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Wes Montgomery (g)
Wynton Kelly (p)
Paul Chambers (b)
Jimmy Cobb(d)
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さて、
「もっとライブのウェスを聴きたい」
と、取り寄せた 『Smokin' at the Half note Vol.2』
1965年、ニューヨークのクラブ Half Note にて
収録のアルバム 『Smokin' at the Half note』 の
アタマ2曲 (6月24日) に、
アルバム 『Willow Weep for Me』 の7曲
(6月25日、8月13日、9月17日) から、
オーバーダビングされてたオーケストラをカットし、
合体させた構成。
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使用ギターは、かのハートのインレイが施された
カスタム仕様の Gibson L5CES すかね。
コンボに溶け込んでる 『Full House』 に比べ、
ギターが絶妙に浮ついた #1 が流れ出した途端、
ウェスの世界に引き込まれてしまいましたわw
ジャズ・ギターの巨匠方、それぞれのスタイル、
オリジナリティがござーすが、
この人の異質っぷりは、異次元ですなw
その 「空前絶後」 っぷりで、肩を並べるのは、
Jimi Hendrix くらいやと思いやす。
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「これでもか」と繰り出される怒涛の
シングル・ノート/オクターブ / コード・ソロの嵐。
#1 の、断片を紡ぐ展開力...
#4 から発せられる異様なまでのテンションの高さと
執拗にリフを反復する姿勢には、
いつものハードバップ的”調和”から一転、
「お前ら 俺について来れるのかよ オイ」
という、人間の殻を突き破った神がかりなメッセージ
を感じますわ。
思わず洩れるウェスの笑い声が、
ここでの満ち足りた演奏を物語ってる。
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アップテンポ・ナンバーは、もはや、ウェスの独壇場
てな感じなんスが、スローナンバーのピアノにも
思わずウットリしてまいますわw
ケリーのピアノって、もっと硬質で闊達なイメージ
なんすが、ここでは、モダンジャズの華やかな響きを
纏ったとても柔らかな音色。
#2 なんぞは、ジャズピアノを代表する一曲に数えて
ええくらいの名演やと思いやす。
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それだけに、「これから」というタイミングで
突如フェイドアウトしてしまう #6 とか、
#8 の9分に及ぶ熱演を味わっているところに、
突如、切り貼りされるメインテーマ部とか...
お粗末な編集が残念w
それを差し引いても、名盤。
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