Complete Live in Paris 1965 / Wes Montgomery
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画龍点睛を描く
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もーすっかり、ウェス中毒状態w
ウェス情報をネットで拾い集めてると、どーやら、
『Complete Live in Paris 1965』ってぇのが『Half Note』を上回るデキらしい...
アノ『ハーフ・ノート』以上かよ...
早速、取り寄せようとするも、日本国内から、短期間のうちに入手するのが
困難なCDらしい。
『Solitude』なる別盤は、中古であるみたいやが、竜の眼を埋めようと
してるのに、収録曲が少ないっちゅうのは、いただけない。
てことで、生まれて初めて
MP3でダウンロード
という、世間じゃ当たり前ながら、フィールドコイル型人間にとっては、
革新的なハイテクを駆使させていただきましたわ。
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1曲目『Four on Six』最初のテーマ部での、ウェスの乗り損ねたモタツキは
ライブ盤ならではのご愛嬌(終わりのテーマ部では平常)。
メチャ重厚なコンボ・サウンドやな。
今、『ハーフ・ノート』ではハイライトの一曲だった『Impressions』ですが、
ピアノが凄ぇええええ
続く、4曲目も尋常じゃねぇぞ...
こりゃ、凄いライブ盤なのは、間違いない
このライブに関する情報をネットで拾い集めて、インプレを追記いたしやす。
しばし、没頭させてくだせいwww
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...で、インプレじゃ。
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『Four on Six』 ここでは、ほんの指ならし、ウォーミング・アップ程度か。
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『Twisted Blues』 この曲の主役は、ベースのアーサー。
柔らかな「ズンズン」感が心地よい。 ソロも秀逸。
ウェスのギターも「ビチャビチャ」と小気味よくしゃべくりまくってますわ。
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『Impressions』って、John Coltraneのモードにウェスが挑戦しているっていう
趣向だったんですな。
なるほど、言われてみれば、この落ち着きのない「次へ、次へ」という跳躍感は
そこらへんに起因するんスかね。
この曲の主役はハロルド。 この人、左手が尋常なくパワフル。 凄ぇー推進力。
リズム隊の前ノメリ感もよく、スリリングに疾走する曲。
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このアルバムのハイライトに『To When』と『Jingles』を挙げます。
それぞれの個が、高みへ、高みへ、登り詰め、
さらに限界を突き破ろうとする高揚感。
それらが、シンクロした時に迸るエネルギー。
究極のバンド・アンサンブルがここにある。
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3、4、5と、
「こないハイテンションで濃密な長尺の曲が続くと、さすがに疲れるわい」
といったところに、絶妙なタイミングで織り込まれたスローナンバー
『The Girl Next Door』
ウェスの大好きなところは、たった一音で人を引き込ませ、
1フレーズでなんとも幸せな気分にさせる、こーゆースローナンバーを
さらりと演ってのけるところだなぁ~。
単音、オクターブ、コード織り交ぜだ展開力も神業。
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『Here's That Rainy Day』 ラテンのリズムに、後のイージーリスニング路線を
予感させるメロディアスな曲。
このアルバムの流れだと、違和感なくすんなりと受け入れられます。
すんなりと聴き流せるといったほうがええか。
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ゆったりとした曲が3つ続きますが、
朴訥とした『The Girls~』、ラテンな『~Rainy Day』、
都会的でアレンジも凝っている、この『’Round About Midnight』
(アルバム『~Trio』のタイトルには、Aboutが無いけど)
と、三様で全くダレることが無い。 見事な構成。
そして、極めつけは、このアルバムの流れの中で、突如登場するジョニーのtenor sax。
パねぇ存在感。
「Baby~」
ウェスの茶化しや、時折聴こえる合いの手も、
満ち足りた演奏内容を裏付けておりやす。
吸引力のあるギターも変わらず素晴らしい。
そして、3連スローナンバーでの、ハロルドのピアノもお見事。
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そして、テンポアップし、壮大なクライマックスへ。
ここでの『Full House』は、アルバム『Full House』のソレより、ゆったりとして伸びやか。
ジョニーの演奏が、アルバム『Full House』より(ややこしなぁ)、
力が抜け、色っぽく聴こえるのは、聴き手の問題か?...パリの街がそうさせてるのか?
文字通りの、
会場割れんばかりの拍手喝采
普通、このままクロージングでもよろしいが、
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アンコール(的な)『Blue and Boogie / West Coast Blues』
ラスト3曲のジョニーは凄いよ。
間違いなくこのアルバムのクオリティーを一段引っぱり上げてる。
場内興奮の坩堝。
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Wes Montgomery(g)
Harold Mabern(p)
Arthur Harper(b)
Jimmy Lovelace(ds)
Johnny Griffin (ts)
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素晴らしい演奏をありがとう。
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今まで聴いたなかで、間違いなくナンバー1のライヴアルバム
それも、アタマ2つ3つ抜きん出てる。
これ以上があるなら、是非、教えてもらいたい。
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おっと
バーニー様、すんません。
この記事が割り込むと、ちょいと座りが悪くなるんで、
改めて再アップさせていただきやす
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