Chicago51

ギター、ジャズ、BABYMETAL...ぼちぼちと

アイアン・クロー

2014年03月16日 | Jazz CD

ギターがリーダーのトリオ編成としては、最高峰間違いなし

 

Tal / Tal Farlow

★★★★

 

#1 Isn't It Romantic?

#2 There is No Greater Love

#3 How about You

#4 Anything Goes

#5 Yesterdays

#6 You Don't Know What Love is

#7 Chuckles

#8 Broadway

 

Tal Farlow (g)

Eddie Costa (p)

Vinnie Burke (b)

Jun.5, 1956

 

ほんま、野太く、固形感のあるピュアなギターの音ですな。

ピックアップのポジションを替え、数パターンのトーンを聴かせてくれる、朴訥とした演奏の #1 でスタート。

軽やかな #2

流麗さを増したタルとエディの共演が素晴らしい #3

さらに加速、ヒートアップした #4 と続いた後、

このアルバム、ハイライトの #5 へ。

聴いてもらいたいのは、タルに負けじと 転がり捲くるニューオーリンズ・スタイルのエディのピアノ

なんじゃw この

金属的かつダーク、

ファストな飛沫をあげるリフの雨霰は

もはや、打楽器w

前にも言ったけど、こげなピアノきいたことねぇ

別次元に逝っちゃってるなw

そして、もひとつのハイライト

ヴィニーの「ズーン ズーン」ベースが印象的な 異色のマイナー調スローナンバー #6。

続くアップテンポの #7、#8 も佳曲ですが、この2曲のインパクト強すぎww

アルバムのアタマからケツまで、躍動&うねりっ放しで 推進力がパねぇ ヴィニーも凄いし、

ピアノ、ベース・ソロの時、フィンガーボード・タップで リズムを刻んだり、

#5 の強烈なピアノのバックでは、ファンキーなカッティングを刻む タルの小技も心憎い。

尚、この CD には、ボーナストラックが 7 曲収められてやすが、

タルとエディ以外は、メンバー違うし、収録時期も違うし、別モノてことで、評価の対象外。

でも

流麗、アップテンポな #9 (Feb.18,1958)

『Autumn in New York』 的タルの演奏が聴ける スローナンバー #10 (Feb.18,1958)

ともに4ツ星のデキ。

#11~#15 は 『This is Tal Farlow』  (Feb.17&18,1958) 収録曲なんで、そっちで改めてw


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