ギターがリーダーのトリオ編成としては、最高峰間違いなし
Tal / Tal Farlow
★★★★
#1 Isn't It Romantic?
#2 There is No Greater Love
#3 How about You
#4 Anything Goes
#5 Yesterdays
#6 You Don't Know What Love is
#7 Chuckles
#8 Broadway
Tal Farlow (g)
Eddie Costa (p)
Vinnie Burke (b)
Jun.5, 1956
ほんま、野太く、固形感のあるピュアなギターの音ですな。
ピックアップのポジションを替え、数パターンのトーンを聴かせてくれる、朴訥とした演奏の #1 でスタート。
軽やかな #2
流麗さを増したタルとエディの共演が素晴らしい #3
さらに加速、ヒートアップした #4 と続いた後、
このアルバム、ハイライトの #5 へ。
聴いてもらいたいのは、タルに負けじと 転がり捲くるニューオーリンズ・スタイルのエディのピアノ
なんじゃw この
金属的かつダーク、
ファストな飛沫をあげるリフの雨霰は
もはや、打楽器w
前にも言ったけど、こげなピアノきいたことねぇ
別次元に逝っちゃってるなw
そして、もひとつのハイライト
ヴィニーの「ズーン ズーン」ベースが印象的な 異色のマイナー調スローナンバー #6。
続くアップテンポの #7、#8 も佳曲ですが、この2曲のインパクト強すぎww
アルバムのアタマからケツまで、躍動&うねりっ放しで 推進力がパねぇ ヴィニーも凄いし、
ピアノ、ベース・ソロの時、フィンガーボード・タップで リズムを刻んだり、
#5 の強烈なピアノのバックでは、ファンキーなカッティングを刻む タルの小技も心憎い。
尚、この CD には、ボーナストラックが 7 曲収められてやすが、
タルとエディ以外は、メンバー違うし、収録時期も違うし、別モノてことで、評価の対象外。
でも
流麗、アップテンポな #9 (Feb.18,1958)
『Autumn in New York』 的タルの演奏が聴ける スローナンバー #10 (Feb.18,1958)
ともに4ツ星のデキ。
#11~#15 は 『This is Tal Farlow』 (Feb.17&18,1958) 収録曲なんで、そっちで改めてw