11月1日(水) いい天気だ いつもの散歩 何変わらぬ日常で11月は始まった。
雲一つない青空 屋根にシラサギが止まっている
今年は紅葉が遅れている それでも桜の葉は少し色付いてきた 夕日に映えている
タンポポが丸く白い帽子をかぶり、いまにも飛んでしまいそうだ
西の比良山系は気温が上がり春霞みたいにかすんでいる
リリーは、いつもの通り散歩大好きで気持ちよく散歩を楽しんでいる
夕方の散歩でリリーの影も長く伸びている
11月2日(木) 晴れ 21.6(+3.2)℃、10.9(+0.5)℃
川にはカイツムリが来て警戒しながら泳いでいた 近づいたら逃げてしまうし、昼間はどこかへ行ってしまい姿が見えなくなってしまう それで遠く離れて、我が家のバルコニーから撮影した
いつものように散歩をして、季節の移ろい、鳥たちの姿を楽しむ。しかし、歩きながらでも、お袋さんのことが気にかかる。「まだ、大丈夫かな?」「早く帰った方がいいな」
その時は意外と早く来てしまった。
この世は無常なり
11月9日(木) 8日夕方に弟より「あまり長くないみたい」と連絡を受け、急遽九州へ
14時面会。薄目は明けていた。話しかけても最初は全く反応なし。「お母さん、会いに来たよ」と何回も繰り返す。私と弟のことが分かったらしく、わずかに笑ったような顔を見せてくれた。言葉は全く出せない。9月17日の面会時に、話はできなかった母が突如歌を歌い出した。はっきりした声で、はっきりと聞き取れる大きな歌声だった。そのことを思い出し、私はその時の歌を歌い始めた。そうしたら、母は私の歌に合わせて、声は出ないけどはっきりと口を動かし唄い出した。私の歌にぴったし合っている口の動きだった。
「お母さん、一緒に歌えたね」母嬉しそうにうなずいた。
「お母さんまだ大丈夫だね」「頑張ろうね」と面会を終え病室を出た。
夕食時に、弟に電話がかかってきた。「心臓が止まりました。すぐに来てください。」慌てて病院へと向かった。悲しい別れとなった。
11月10日(金) 早朝、病院から葬儀場へ移送
病院の銀杏の樹 落葉が進んでいた
葬儀場が空くまで別の葬儀場で仮安置となった
寂しい夜を過ごさせてしまった
11月11日(土) お通夜 12日(日) 告別式 家族葬で送った
「お母さん100歳まで頑張ると言って頑張って来たね。もう少しだったけど病魔に負けてしまったね」
「お母さんありがとう。極楽浄土で、また、みんなと楽しく暮らしてください。」
「お母さんありがとう」「・・・・・・・・・・」
11月13(月) 実家へ遺骨を安置し、77日忌まで実家で過ごしてもらい、浄土へと上ってもらうことにしました。
ついに逝ってしまった母 遺影を見ていると笑っているようであり、なんとなく心配げな顔に見えてきます。心配性で、面倒見がよく優しかった。この笑顔を大事にしっかり忘れずにお参りし、生きていこうと思います。
我が家に帰ったら、リリーが大歓迎。 探し回り、夜泣きして寂しくしていたとのこと
二人が帰ってきて、飛び回り、走り回り喜び過ぎて 今は早いお休みです
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