抗がん剤は、がん細胞に攻撃し、活動や分裂を抑える薬であることは以前お話ししました。
抗がん剤と脱毛
とくに分裂の早い髪の毛や粘膜などの細胞に影響力 が高く出て「脱毛」という副作用となって現れてしまうことが多いです。脱毛は、使用量や体質、期間にもよります。つまり個人差があります。一気に抜けてしまうことも徐々に薄くなっていくという事もあるようです。
私の場合、投薬から約10日頃から軽く抜け始めましたがそれほど気になる量ではなかったです。
が3週間も近くなるとバサッバサッといった感じでみるみるうちに抜けてしまいました。
脱毛時期
一般的な副作用、脱毛のサイクルです。
投与1週間~2週間
抗がん剤の投与が始まると粘膜の細胞に影響が見られることが多いようです。食欲不振や口内炎、下痢などが起こりやすくなります。私は口内炎から始まりました。そして疲れやすくもなってきますがまだ脱毛はそれほど目立ちませんでした。
投与3週間~。。。。
徐々に副作用とともに、脱毛が進行していきます。シャンプー時にバサッと抜けてしまったり 少しずつ抜けるなど様々なようです。私の場合、病院の1日置きの入浴の際、シャンプーの度にバサッ!っといった感じでショックと抜け落ちた髪を拾い集めくずかごに入れる時涙が止まらなかったのを覚えています。また頭皮に軽い痛みを感じることもありました。そして眉毛、まつ毛などの体毛まで徐々に抜けていきました。脱毛が起こっている皮膚はとてもデリケートになっていますから清潔にして外部刺激から皮膚の保護などのケアが大切です。
再生時期
抗がん剤投与終了後、3か月~半年で新しい髪が再生してきます。初めはネコの産毛のようだったりクルクルしたクセ毛みたいなが生えてくるようです。
抗がん剤によって一度は攻撃された細胞が再生して髪が生えてくるわけですから元の髪質とは違う髪が最初は生えてくるようですね。私自身もまったくそうでした。
医療用かつらとのお別れ時期
その後8~10ヶ月程すると美容室でカットできるほどの量になりますし医療用かつらとはそろそろお別れ時期になってきます。かつらや帽子などがなくても日常生活を送れるようになるわけです。
抗がん剤による脱毛は一時的なものですから悲観しなくても大丈夫ですよ!