竹林亭白房

楽太郎(六代目円楽)「ほうじの茶」★落語

□本日落語二席。
◆二代目古今亭志ん五「警察23時ごろ」(寄席チャンネル『夢 寄席』)。
日本橋社会教育会館ホール、平成30(2018)年4月10日(道楽亭出張寄席「古今亭志ん五、春風亭一之輔兄の胸を借りる」)。

◆三遊亭楽太郎(六代目円楽)「ほうじの茶」(NHKラジオ第一『真打ち競演』※「思い出の名師匠(7)」)。
寄席若竹、昭和58(1983)年2月20日OA※NHK総合『演芸指定席』。
よくほうじて茶を入れると、いろいろな人の声色がみごとに出るというめずらしい噺。これは、巧みなものまね芸をもっていないと、うまく演じられない。したがって、演り手も自然と少ない。東京の落語家では、これまでに古今亭菊之丞でしか聞いたことがない。ちなみに、上方落語では林家笑丸だけ。

今回、楽太郎時代の六代目円楽が演ったのは、六代目三遊亭圓生、彦六の正蔵、十代目柳家小三治、立川談志である。まあ、ものまねとしては演られがちなところか。でも、中途半端な似せかたでないところがなかなか秀逸。小三治あたりは、ちょっとめずらしいかも。
ちなみに、圓生がいちばん長く演っていて、「鰍沢」の冒頭の語りまで入っていた。

これは、たぶん見ると、もっとおもしろかったはずで、一人一人の舞台に出てくる所作まで似せていたようだ。客がおおいにそれでウケているのがよくわかる。いちばんウケていたのは、彦六の正蔵だった。

◆大喜利:三遊亭楽太郎(六代目円楽)(司会)/三遊亭鳳楽、三遊亭好楽、五代目三遊亭圓楽。
寄席若竹、昭和62(1987)年1月1日※NHK総合『初笑い寄席中継』※生中継。
NHKで、こんな趣向があったんだという貴重な音源。
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