□本日落語二席。
◆桂天吾「動物園」(NHK大阪放送局『とっておき!朝から笑タイム』)。
NHK大阪ホール、令和5(2023)年9月7日収録(第438回「NHK上方落語の会」)。
◆三遊亭楽太郎(六代目円楽)「明烏」(NHKラジオ第一『真打ち競演』※「思い出の名師匠(7)」)。
平成9(1997)年3月OA『日本の話芸』。
落語では、演じる登場人物の、男、女、子どもなどを声色によって区別することをあまりよしとしない考えがある。実際、古今亭志ん朝は、男も女もほとんど区別のない語り口で演じていたと言われている。
それを、六代目円楽も重々承知していたうえで、あえてそれが効果的な場合は、声色をかえたという一つの実例がこの「明烏」であるらしい。ここで、演じられる若旦那時次郎は、実にひ弱な話しかたで演じられている。それをよしとするかしないか、あとは聞き手に委ねられている。
ちなみに、六代目円楽は甘納豆の件(くだり)を入れていなかった。むだなものは排するというのが六代目円楽のポリシーでもあったらしい。
◆桂天吾「動物園」(NHK大阪放送局『とっておき!朝から笑タイム』)。
NHK大阪ホール、令和5(2023)年9月7日収録(第438回「NHK上方落語の会」)。
◆三遊亭楽太郎(六代目円楽)「明烏」(NHKラジオ第一『真打ち競演』※「思い出の名師匠(7)」)。
平成9(1997)年3月OA『日本の話芸』。
落語では、演じる登場人物の、男、女、子どもなどを声色によって区別することをあまりよしとしない考えがある。実際、古今亭志ん朝は、男も女もほとんど区別のない語り口で演じていたと言われている。
それを、六代目円楽も重々承知していたうえで、あえてそれが効果的な場合は、声色をかえたという一つの実例がこの「明烏」であるらしい。ここで、演じられる若旦那時次郎は、実にひ弱な話しかたで演じられている。それをよしとするかしないか、あとは聞き手に委ねられている。
ちなみに、六代目円楽は甘納豆の件(くだり)を入れていなかった。むだなものは排するというのが六代目円楽のポリシーでもあったらしい。