竹林亭白房

五代目柳昇「課長の犬」★落語

□本日落語二席。
◆三代目林家菊丸「二番煎じ」(読売テレビ第114回『平成紅梅亭〜寒さを乗り切る!アツアツグルメ演目SP〜』)。
読売テレビ新社屋1階10ホール、令和5(2023)年3月3日収録(『平成紅梅亭』3月21日OA)。

◆五代目春風亭柳昇「課長の犬」(日本文化チャンネル桜『落語動画』)。
※公演情報不明(テレビスタジオ映像)。
めずらしい五代目柳昇の映像だ。昭和のものだろうか。いちおう柳昇は平成15(2003)年まで生きているので、平成かもしれないけれど、映像に見られる風貌や語りの様子などから、ずいぶん元気なころと見受けられたのだが。
どこかのテレビ局の小さなスタジオで、二三十人といった程度の観客を入れているようで、しかもたぶん「笑い屋さん」だろう。ひっきりなしに笑う御婦人の声が入っている。

ネタはちょっと出だしを聞くと、「子ほめ」をベースにした改作なのかとも思われたが、最後まで聞けばそうでもないとわかる。
要は、課長の家で子どもが生れたので、ほめに行こうとした部下が訪ねてみると、課長の子でなく、課長の家で飼っていた犬の子が三匹生れたというもの。

それでも、子のほめかたを同僚に教わってきた部下は、適当なことを言って犬の子をほめ、最後に「実の親子でなければ、こうも似るものではございません」と言って落げである。
でも、なんだかこれで落げた感じがしないので、もしかしてこれが本来の落げではないのかも。テレビ番組にあわせて短く切ったとか?

高座に登場してすぐの挨拶で「今や春風亭柳昇と言えば、世界で……」のおきまりが聞けたのはうれしい。しかも映像。
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