竹林亭白房

昇吉「ハーディ・ガーディ」★落語

□本日落語二席。
◆春風亭昇吉「ハーディ・ガーディ」(NHK総合『林家正蔵の演芸図鑑』)。
東京渋谷NHK放送センター、令和2(2020)年11月1日OA。
冒頭を聞いたときは、「崇徳院」または「千両みかん」または「擬宝珠」かと思わせる始まりだった。けれど、直後にすぐ新作だとわかる。
「ハーディー・ガーディ」とは、ヨーロッパで使われた楽器のようだが、検索したところによると、この楽器名を題した谷川俊太郎の詩があるらしく、昇吉はそこからインスパイアーされて(という言いかたが正しいかどうか)、この落語を作ったようだ。

要は、全編言葉遊びのようなものになっていて、落げもその言葉遊びの延長でシュールな感じでまとめられている。落げを言ったあと、天井からのカメラが俯瞰で昇吉を映し出すが、この不思議な終えかたも昇吉の演出によるものだろうか。

さすが、東大出身の落語家は、考えることが飛んでいる。こんなところは、京大出身の落語家笑福亭たまにも通じるものがある。

◆柳亭小痴楽「芋俵」(NHK総合『林家正蔵の演芸図鑑』)。
東京渋谷NHK放送センター、令和2(2020)年11月1日OA。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「日記」カテゴリーもっと見る