竹林亭白房

志ら門「安兵衛狐」★落語

□本日落語二席。
◆立川志ら門「安兵衛狐」(NHKラジオ第一『NEXT名人寄席▽ネクストメイジン』)。
東京渋谷NHK放送センターCR505スタジオ、令和5(2023)年12月7日収録※2024年2月24日OA。
安兵衛が猟師から罠にかかった狐を買い取るという話になったとき、その値段を二分として演っていた。してみると、この噺は江戸のものになる。

さて、周知のとおり、これの元ネタは上方落語「天神山」で、ここでは狐の値段が5円である。そして、これが東京へ伝わった経緯はよくわかっていないようだが、川戸貞吉『落語大百科』によれば、『落語の落』に「墓見」の演題が見えることを紹介して、明治のころには江戸に伝わっていたらしいとある。

すると、東京に「天神山」の「安兵衛狐」または「墓見」が伝わったときは、二分という江戸時代の金銭価値でなく円だったのではないだろうか。
今回、志ら門が演じた二分もきっと何かの根拠があるだろうが、ちょっとそれを知りたいという気がする。

◆柳家さん喬「井戸の茶碗」(寄席チャンネル『極 名人噺』)。
三鷹市芸術文化センター星のホール、令和5(2023)年12月2日(「柳家さん喬独演会」)。
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