□本日落語一席。
◆昔昔亭A太郎「居残り佐平次」(寄席チャンネル『夢 寄席』)。
新橋内幸町ホール、令和4(2022)年3月6日(「昔昔亭A太郎独演会」)。
大ネタである。そして、古今の落語家が従来のわかりにくい落げをどうするかと苦慮してきたネタでもある。
昭和の名人たちでは、わかりにくい落げなど切って捨てて途中で終えた五代目古今亭志ん生、なんとかわかりやすい落げをとくふうした立川談志、十代目柳家小三治らがいる。また、六代目三遊亭圓生は、わかりにくいまま型どおりに演じたという。
そして、今回のA太郎は、わかりにくいままの落げで終えた。さて、A太郎に落げの葛藤はあったのだろうか。聞いている客の立場では知るよしもない。
個人的には、立川談志家元の「裏を返されちゃたまんない」の改作が好きだ。ただし、これも、廓の事情を知る落語ファンでなければわからない落げなのだろうが。
◆昔昔亭A太郎「居残り佐平次」(寄席チャンネル『夢 寄席』)。
新橋内幸町ホール、令和4(2022)年3月6日(「昔昔亭A太郎独演会」)。
大ネタである。そして、古今の落語家が従来のわかりにくい落げをどうするかと苦慮してきたネタでもある。
昭和の名人たちでは、わかりにくい落げなど切って捨てて途中で終えた五代目古今亭志ん生、なんとかわかりやすい落げをとくふうした立川談志、十代目柳家小三治らがいる。また、六代目三遊亭圓生は、わかりにくいまま型どおりに演じたという。
そして、今回のA太郎は、わかりにくいままの落げで終えた。さて、A太郎に落げの葛藤はあったのだろうか。聞いている客の立場では知るよしもない。
個人的には、立川談志家元の「裏を返されちゃたまんない」の改作が好きだ。ただし、これも、廓の事情を知る落語ファンでなければわからない落げなのだろうが。