竹林亭白房

福矢「阿弥陀池」★落語

□本日落語一席。
◆桂福矢「阿弥陀池」(NHK大阪放送局『とっておき!朝から笑タイム』)。
NHK大阪ホール、令和5(2023)年3月9日収録(第433回「NHK上方落語の会」)。
今日の『とっておき!朝から笑タイム』は、スタジオ内からの紹介でなく、大阪市西区北堀江の和光寺からのロケだった。それは、この日OAされる落語「阿弥陀池」にちなんだことは明らか。
そういえば、もう何十回となく聞いている「阿弥陀池」だが、実際に和光寺は行ったことも見たこともない。同じ大阪市内に住んでいながら、北堀江界隈などへ行く用事もないから、あえてここを目指して出かけようとしなければ、一生縁のない場所かもしれない。

テレビの映像で見る和光寺は、けっこうしっかりした造りの寺院である。しっかりというより、わりと近代的な建物に見えたので、再建なのだろうかと思われた。その後、Wikipediaで検索すると、創建は江戸の元禄年間のようである。そして、さきの大戦による大阪空襲で焼失したらしく、今あるものは戦後の再建によるものだと知る。

落語「阿弥陀池」は、明治から大正にかけて活躍した落語家桂文屋の作と言われているから、文屋の頭のなかにあった和光寺は、焼失する前のただずまいだったものだろう。はたしてどのような寺だったのか、写真か絵でもあるのなら見てみたいものだ。

さて、久しぶりに見る桂福矢は、頭を丸坊主にしていた。なんでだろう。
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