□本日落語一席。
◆笑福亭喬若「げんげしゃ茶屋」(衛星劇場『衛星落語招待席』)。
DAIHATSU心斎橋角座、令和5(2023)年1月1日(「~笑うKADOには福来る~心斎橋角座 正月特別興行」)。
「げんげしゃ茶屋」というと、まっさきに思い出してしまうのは桂米朝である。験を担ぐ茶屋の女将を困らせてやろうと、次から次へと験の悪いことばかりを言う大旦那の風格に、米朝の人柄はぴったりだった。
「百年目」ほどではないかもしれないけれど、やはりこの落語を演るには、大旦那のただずまいが表れていないと、ちょっともの足りない。
喬若は今年で四十九歳。かならずしも若手ではない年齢だが、顔が童顔であるところが、そういう落語を演るときには損をするところかもしれない。上方落語界の松坂大輔も、こういう場合はマイナスになるのか。
思えば、米朝は三十代くらいから、すでに大旦那の風格をもっていた人なのかもという気もする。そういえば、昔の四天王はみなそんな感じだったか。
◆笑福亭喬若「げんげしゃ茶屋」(衛星劇場『衛星落語招待席』)。
DAIHATSU心斎橋角座、令和5(2023)年1月1日(「~笑うKADOには福来る~心斎橋角座 正月特別興行」)。
「げんげしゃ茶屋」というと、まっさきに思い出してしまうのは桂米朝である。験を担ぐ茶屋の女将を困らせてやろうと、次から次へと験の悪いことばかりを言う大旦那の風格に、米朝の人柄はぴったりだった。
「百年目」ほどではないかもしれないけれど、やはりこの落語を演るには、大旦那のただずまいが表れていないと、ちょっともの足りない。
喬若は今年で四十九歳。かならずしも若手ではない年齢だが、顔が童顔であるところが、そういう落語を演るときには損をするところかもしれない。上方落語界の松坂大輔も、こういう場合はマイナスになるのか。
思えば、米朝は三十代くらいから、すでに大旦那の風格をもっていた人なのかもという気もする。そういえば、昔の四天王はみなそんな感じだったか。