□本日落語一席。
◆柳家花緑「親子酒」(衛星劇場『衛星落語招待席』)。
玉川せせらぎホール、令和5(2023)年4月15日(第三回「せせらぎ寄席」ひるの会「桃月庵白酒・柳家花緑ふたり会」)。
落げもつけて一席終り、花緑は、「親子酒」という有名な古典落語なので、客席の誰もがみな知っている噺なのでしょうが……と言った。
さて、この「せせらぎ寄席」というのは、どういう落語会なのだろう。「落語研究会」とか「東京落語会」といったレベルまでではないにしろ、ある程度の御通家が集まる会だということか。
なんだか「せせらぎ寄席」という名から、近所のおっちゃんおばちゃんがふらりとたち寄る寄席みたいな印象を受けるのだが、そうでもないのか。きっと演者の花緑には客席のカラーが見てとれたのだろう。さすがだ。
そして、また、そういう客だと知って、一席終えてから、客に向ってみなさん知っているんでしょうと語りかけるのもおもしろい。これは、落語家ならきっと誰もが心に思っていることなんだろうけれど、それをはっきり口にして言うところがおもしろい。そこから開けていく演者の客との関係性もきっとあるのだ。
◆柳家花緑「親子酒」(衛星劇場『衛星落語招待席』)。
玉川せせらぎホール、令和5(2023)年4月15日(第三回「せせらぎ寄席」ひるの会「桃月庵白酒・柳家花緑ふたり会」)。
落げもつけて一席終り、花緑は、「親子酒」という有名な古典落語なので、客席の誰もがみな知っている噺なのでしょうが……と言った。
さて、この「せせらぎ寄席」というのは、どういう落語会なのだろう。「落語研究会」とか「東京落語会」といったレベルまでではないにしろ、ある程度の御通家が集まる会だということか。
なんだか「せせらぎ寄席」という名から、近所のおっちゃんおばちゃんがふらりとたち寄る寄席みたいな印象を受けるのだが、そうでもないのか。きっと演者の花緑には客席のカラーが見てとれたのだろう。さすがだ。
そして、また、そういう客だと知って、一席終えてから、客に向ってみなさん知っているんでしょうと語りかけるのもおもしろい。これは、落語家ならきっと誰もが心に思っていることなんだろうけれど、それをはっきり口にして言うところがおもしろい。そこから開けていく演者の客との関係性もきっとあるのだ。