竹林亭白房

八代目正蔵「たらちね」★落語

□本日落語三席。
◆九代目春風亭柳枝「駆込寺」(TBSチャンネル『落語研究会』)。
東京三宅坂国立劇場小劇場、令和4(2022)年5月30日(第647回「TBS落語研究会」)。

◆桂宮治「棒鱈」(BS日テレ『笑点』特大号第434回)。
大分県立総合文化センター(グランシアタ)、令和4(2022)年10月15日収録※令和4(2022)年12月7日OA。

◆八代目林家正蔵「たらちね」(日本文化チャンネル桜『落語動画』)。
※公演情報不明。
最近あまり東京落語家の「たらちね」を聞いてなかったので、ちょっと今日は彦六の正蔵で聞いてみた。上方落語「延陽伯」を東京へ移したものだが、おや?違うなと思うところがいくつかあった。

まず、男(東京では八五郎)のところへ縁談噺をもちかける大家は、八五郎を自分の家へ呼び寄せる。「延陽伯」では男のもとへ大家(または世話人)がやってくる。
そして、縁談噺ができたとよろこぶ八五郎は、自分の家に戻ってくる途中で、長屋の婆さんにその話をしてやりとりをするというひと件(くだり)がある。
あと、女の名前にいささかの異同があるなど、細かい相違もちらほら。

今回聞いた彦六の正蔵の「たらちね」では、名前を復唱して、湯へ行くときに手拭取ってくれなどと呼んだりしたら、「湯屋が閉まっちまう」で落げだった。
ここは、「延陽伯」でも「たらちね」でも、翌朝の八百屋から葱を買う件があるはずだが、彦六の正蔵は、いつもそれをカットした型で演っていたものか。それとも、この日の高座では時間のつごうで切ったのか。

いずれにしても、また、東京の落語家による「たらちね」を聞く機会があったら、今日気づいた点を中心に注意して聞いてみよう。
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