竹林亭白房

杏寿「たちきり」★落語

□本日落語一席。
◆金原亭杏寿「たちきり」(テレ朝チャンネル『WAGEIのじかん』#21)。
東京浅草木馬亭、令和6(2024)年11月25日OA。
この番組の尺にあわせてだろうか、全編演じるのでなく、最後の若旦那が蔵から解放されて茶屋を訪ねた件(くだり)から語り出した。これは一般に大ネタとされるものだが、それを一部だけ切り取って高座に掛けるのは、ちょっともったいないと感じた。
ちなみに、若旦那が惚れた芸妓の名はこひさ、こひさの亡霊が三味線で弾く曲は「黒髪」など、独自かと思われるところがあった(そのように継承されている型があるのか)。

今回、杏寿は花魁のコスプレで一席を語ったのだが、考えてみると、この噺に花魁はいっさい出てこない。なんで?と思うと同時に、どうしてもその衣装のインパクトが強すぎて噺のなかに入っていけなかった。
もしかりに、この衣装で「紺屋高尾」を演じたらどうなのだろうとも思ってみたが、やはり落語を聴くがわにしたら、花魁じゃない人物が語るところでもその姿なので、ただただ煩わしく感じるだけなのではないかと思われた。
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