竹林亭白房

京須偕充@落語研究会

本日は新規で聴いた落語(下記)以外に、1992年の「TBS落語研究会」の高座から、古今亭志ん朝「化物使い」も聴いた。これは、DVD化されたメディアがあるので、そちらのほうですでに聴いたことがあったが、今回は毎月のTBSチャンネルでOAされたのでその録画からの視聴である。

同番組は毎月比較的最近に演じられた落語からOAされるが、今回古いコンテンツがとりあげられたのは、今月の番組収録で、十八年続けてきた解説の京須偕充が降板するので、その京須が自身にとっての「落語研究会」からのベストということで選んだものがこれだったというわけ。

正確にはベストという言いかたはあたっていないのかもしれない。「落語研究会」の数多ある高座から最高の一席を選べと言われても、それはなかなか難しいだろう。番組を降りるに際して最後に聴きたい一席ということだったのかもしれない。

京須曰く、古今亭志ん朝という存在がなかったら、落語を追いかけるということもしなかったかもしれないと。まあ、だいたい過去の京須の書いたものやらでだいたいはわかっていたが、あらためて聞くと、京須の志ん朝愛がじゅうぶん過ぎるほど伝わってきた。
京須は、最後に志ん朝のことを語るにあたって、たとえば、同時代の比較されがちな立川談志や五代目三遊亭圓楽などをひきあいに出すことなく、ただただまっすぐに志ん朝のことだけを語っていた。さすがである。

□本日落語一席。
◆三遊亭兼好「短命」(NHKラジオ第一『真打ち競演』)。
北海道比布町農村環境改善センター、令和6(2024)年9月27日収録(ぴっぷ130年記念事業)※10月5日OA。
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