竹林亭白房

雀喜「老老稽古」★落語

□本日落語三席。
◆春雨や雷蔵「黄金餅」(NHK-Eテレ『日本の話芸』)。
令和2(2020)年7月31日収録(8月30日OA)※無観客。

◆桂雀喜「老老稽古」(NHK大阪放送局『上方落語の会』)。
NHK大阪ホール、令和2(2020)年1月9日(第403回「NHK上方落語の会」)。
超高齢化時代の落語家師弟の噺。師匠はラクサブロウで弟子はラクキ。これは当然雀喜自身と師匠の雀三郎のパロディだ。弟子のラクキは久しぶりに「子ほめ」の稽古をつけてくれと言う。

その後、教える師匠のほうが落語を忘れていたりとか、惚けてきていろんな落語がまざったりしたものを教えるという、ドタバタの展開となる。
とくにおもしろかったのは、いろんな落語がまざるところ。これは、落語のいくつかのネタを知っていないと楽しめない。さて、NHK大阪ホールの客たちは楽しめただろうか。
これを聞いていると、往年の立川談志家元の落語チャンチャカチャンを思い出した。こちらのほうは、それこそマシンガントークのように、次から次といろんな落語の短いフレーズをつなぎあわせて語りまくるというものだった。それも、微妙に意味が連関していくように流れていくのがみごとだった。雀喜も、上方落語Ver.でこれを演ったら、たいそうおもしろいだろうに。

ところで、この落語は、最後に実は本当の落語家の師弟ではないという落ちがつくところに眼目がある。チャンチャカチャンがメインの噺ではなかったのだ。おもしろい新作だと思う。

◆『笑点』大喜利:春風亭昇太(司会)/三遊亭小遊三・三遊亭好楽・林家木久扇・二代目林家三平・六代目三遊亭円楽・林家たい平(日本テレビ『笑点』第2726回)。
日テレ麹町スタジオ、令和2(2020)年9月6日OA※三平・たい平以外リモート。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「日記」カテゴリーもっと見る