竹林亭白房

二葉「幽霊の辻」★落語

□本日落語五席。
◆立川吉笑「伝染弁」(NHK総合『林家正蔵の演芸図鑑』)。
東京渋谷NHK放送センター、令和5(2023)年2月19日OA。

◆桂三実「あの人どこ行くの」(ABCラジオ『上方落語をきく会』)。
大阪日本橋国立文楽劇場、令和5(2023)年2月19日※生放送(第121回「上方落語をきく会」昼の部)。

◆桂りょうば「阿弥陀池」(ABCラジオ『上方落語をきく会』)。
大阪日本橋国立文楽劇場、令和5(2023)年2月19日※生放送(第121回「上方落語をきく会」昼の部)。

◆桂二葉「幽霊の辻」(ABCラジオ『上方落語をきく会』)。
大阪日本橋国立文楽劇場、令和5(2023)年2月19日※生放送(第121回「上方落語をきく会」夜の部※桂二葉しごきの会)。
今日は毎年恒例の「上方落語をきく会」生放送日である。午後1時から9時まで半日仕事だ(ただし落語会自体は昼の部と夜の部あわせて五時間ほど)。

そして、今回は「上方落語をきく会」の長い歴史のなかで初めての女流落語家を「しごきの会」に据えた。とりあえず今日即聞いたのは、その二席めの「幽霊の辻」。これは落語作家小佐田定雄が桂枝雀のために書きおろした作。それが、今や枝雀一門の枠を越えて笑福亭や林家などにも広がって多くの落語家が手がけるという古典化したネタとなっている。

今回、二葉はこれを桂九雀から教わったとのこと。九雀は枝雀の直弟子だから枝雀から直接継承したと思われる。実のところ、自分の個人的な体験としては、その九雀のみならず枝雀一門の誰かが「幽霊の辻」を演ったというのを聞いたことがない。
というのも、今日聞いた二葉の「幽霊の辻」では落げが、枝雀がもともと演っていたものとは異なっていたので、ここは九雀の段階ですでに作られたものかどうなのかなど、ちょっと気になったしだいである。

もともとの「女がふっと消えた」という落げよりも、今日二葉ので聞いた「なんで私のことを知ってんのん」と女が言う落げのほうが、怪談っぽさがいっそう出ていて良いのではと思った。

◆『笑点』大喜利:春風亭昇太(司会)/三遊亭小遊三・春風亭一之輔・林家たい平・林家木久扇・三遊亭好楽・桂宮治(日本テレビ『笑点』第2848回。
日テレ麹町スタジオ、令和5(2023)年2月19日OA。
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