竹林亭白房

喬太郎「拾い犬」@落語研究会★落語

□本日落語二席。
◆柳家喬太郎「拾い犬」(TBSチャンネル『落語研究会』)。
東京三宅坂国立劇場小劇場、令和5(2023)年8月21日(第662回「TBS落語研究会」)。
喬太郎による新作だが、ちょうど今から十年前にこれを一度聴いた。公演情報は、横浜にぎわい座、平成26(2014)年11月22日(「わん vs にゃん寄席」vol.2)。衛星劇場の『衛星落語招待席』でOAされたもの。
当時の「日記」に、ネットでこの落語について情報を得ようとしたところ、比較的最近作ったものらしいので、「この高座がまさにそのネタおろしだったのか、はたまた、二回めか三回めあたりのできたてのものだったのか」と書いたが、その真相が今回の『落語研究会』でわかった。

というのも、今回この番組で喬太郎自身が本名の小原正也名で解説案内役として出演し、創作の経緯を語ったからだった。
この落語は、そもそもこの十年前の横浜にぎわい座による「わん vs にゃん寄席」のために作ったものだったとのこと。だから、この落語会がまさにネタおろしだったわけだ。
この落語会では猫を題材とした落語を演じる担当が春風亭百栄(「バイオレンススコ」「ロシアンブルー」)のに対して、喬太郎が犬担当としてこの「拾い犬」を作ったとのこと。ちなみに、喬太郎のこのときのもう一席は「バイオレンスチワワ」で、これはすでに作られてあったもの。百栄はこれをヒントにして「バイオレンススコ」を作ったらしい。

喬太郎が「拾い犬」を苦作だったと回想していた。にぎわい座の落語会の前日に近くのホテルをとってそこで苦心に苦心をかさねて作りあげたとのこと。
それを聞いてから、あらためてこの落語を聴くと興味深いかもしれない。とくに録画保存師弟してある以前のにぎわい座での高座をあらためて聴きなおしてみたいものである。

◆笑福亭風喬「首の仕替え」(ラジオ関西『内海英華のラジ関寄席』)。
神戸新開地喜楽館、令和6(2024)年7月13日収録(昼席公演「神戸新開地・喜楽館六周年記念公演」)※令和7(2025)年2月8日OA。
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