えんじゃけん

「はだしのゲン」前編感想

今日は「はだしのゲン」前編でしたね。
子役の男の子たちの笑顔がとってもいいです。
「非国民」って、これって集団心理だよなと思ってみました。
私はこの集団心理による、人々の心が支配されるのがすごく怖いです。
ゲンの父親のように、周りが集団心理に操られていても、
あるいは脅かされていても、貫けるかなぁ・・・って考えました。
石を投げられたり、不当な扱いを受けたり、疑われたり・・・
それでも負けずに正しいと思ったことを貫けるかなぁって・・・。

最後、原爆で家が崩れ、柱に挟まれ生きている家族を
見捨てなければならないシーン。
これについては自分に置き換えては考えづらかった。
というか、考えたくなかった。
生きたまま大切な人をほっていくなんて、
そんな状況にめぐり合いたくないです。

明日、後編なんですよね。
原爆投下のその後ですよね。
どんな話の展開になるのか・・・
それにしても、中井貴一さん、よかったです。
かっこいい父親像でしたね。
あんな父親だとあんな元気でまっすぐな子どもが育つのかな?
って思ってみていました。
怒っても子どもを受け入れていますよね。
怒るっていうよりは叱っているからなんでしょうけど。
感情から怒るんではなくて人として叱る。
愛情に溢れた叱り方なんですよね。
石田ゆり子さんもよかったですね。
母親としての強い女性、妻・女としての脆い部分を
うまく演じていましたね。
ゲンのお姉さんも透明感あって儚げさが出ていて
よかったです。

・・・話には関係ないんですけど、
ゲンの弟・・・笑顔がとっても阿部サダヲ!と思ったのは
私だけでしょうか?

戦争が終わって今年で62年。
100年もまだたってないんですよね。
そして、その62年も日本だけの話。
その幸せな期間に生まれた私たちは、戦争について、
もっと学ぶべきだし、日本が他国に対してやってきたことに
ついても正しく知っておくべきだと思います。
だから、私もそれらをもっと勉強して、伝えていけるような、
そんな人間になれたらと思います。

人の中に永遠というものがあるとしたら・・・
それは人の意思だと思います。
意思は人から人へと受け継がれていくもの。
せっかくこの世に生まれたのだから、なにか残したいです。
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