観ている途中までは、世の中で批判されていることに対しての
単なる批判な作品なのかなぁと思っていました。
しかし、幸せの形は本当は人それぞれ。
どういう形にしろ、当の本人たちが納得していればいいように思います。
ただ、それが所謂人徳に反するものなら
世間から感じる圧力はかなり大きいと思います。
狭い世界で生きること、それは不幸かも知れないけど、
でも、じゃぁ、どれだけの人が広い世界に生きているというのでしょう。
どの人だって、自分のテリトリー内でしか生きていない。
大して実は差がないのではないだろうか?とも思います。
この作品は世の中で非難されていることを単に批判して終わりでは
ない作品です。
と、いうよりは、世の中の常識に考えを合わせることで
本当の心の傷から目をそむけようとしている人の話かなぁ。
そして、その傷に立ち向かおうとする人の話。
主人公が妄想にふけるシーンがあるんですけど、
ラストシーンももしかしたら妄想シーンなのかなぁと思いました。
だって、妄想でないと、伴侶のラストの台詞があの現場でいうような
台詞じゃないくらい普通なんだもん。
普通はあの現場みたら驚くでしょ(汗)
誰しも、心に傷はかかえているものだと思います。
しかし、それをごまかしたままでは、新しい何かには出会えないんですよね。
その傷を認めて、認めたくない自分でも受け入れて、
新しいスタートを切ってほしいって思いのある作品なのかも知れないと、
勝手に解釈してみました。
まだ、パンフ読んでないので、好き勝手な感想でした。
内容はそんな感じですが、とにかく舞台美術がね、私は結構好きでした。
絵になるシーンが多いんですよね。(演出込みでの舞台美術ね)
見せ方がね~~~、おもしろい!
音楽も結構いいと思います。
ま、舞台美術については、これは知らないほうが楽しいと思うので、
もう少しあとになってから書きます。
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