今日は「来る」を見てきました。
この先少しネタバレです。
解釈は人それぞれだろうけど、私は何か自分にとって不都合なものを消し去ろうとする時、それは大抵は自分の弱さから来るものなのかなと感じました。
その弱さはいずれ自分の身を滅ぼす。
そして、弱さは誰しもに潜むもの。
だから、本当は弱さに立ち向かっていかなければならない。
それは痛みを伴うものだけど。
そのように自分は感じました。
他の人の感想を読んでいてもそういう切り口で考えるのも面白いなぁと、色々解釈できて面白い作品なのかなと思いました。
一緒に行った友達は人間の醜さが1番印象だったようです。
最後がなぜオムライスの国なんだ?
子供の無邪気さを表しているのか?
そこはなんだか馬鹿っぽい演出なんだけど、そこにはなんだか怖さもあり。
ある人の感想で、オムライスはお山を表していて、ケチャップは血を表していると書いている人がいてなるほどなぁと思いました。
途中、りさがお山に行きたいというセリフがあって印象に残るんですけど、お山をあちらの世界と例えているのではという意見でした。
印象に残った役者は松たか子。
いい味出してました。
そして、柴田理恵も良かったです😊
残酷さをあまり残酷に感じさせなかったり、怖く感じさせたりしないのは、子供の時の悪意のない残酷さに繋がる演出なのかも知れませんね。
完全なる悪がないよう、完全なる善もなく、自分が悪と判断するから悪であり、善と判断するから善であると感じるだけなのかも知れない。
そして何かに対して悪、善と簡単に言い切ってしまうのなら、それは自分の弱さに目をつぶっているだけのことかも知れない。
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