Retina Photo レティナ・フォト -「自然」への挑戦!
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今僕は右目が「自然」に見えません。
そうなって初めて「自然」に見える事の素晴らしさを実感しています。
たまたま今年設置した4K-TVにより、
尚更その事がはっきり理解出来ました。
最近のデジタル写真の世界では、
普通の風景写真でさえ、
派手な彩度やコントラストの強調が当然のごとくされています。
それを「現像」もしくは「レタッチ」と称して、
皆さんされている訳です。
しかしそのように極端に加工した作品を、
もし色調整された4K-TV、もしくは4Kモニターで観賞するなら、
とても不自然に見えるのです。
もちろん趣味の世界であればそれでOKです。
何も問題ありません。
しかし僕のこのブログでは、
「自然」を可能な限り、
今現在の技術で出来るだけ「自然」に見せる。
この事を実践し、また紹介させて頂いております。
近い将来4Kはもちろん、
8K-TVが家庭において使用されるようになるでしょう。
そうなりましたら、
間違いなく画像は淘汰されていきます。
消えていく画像も多々あるでしょう。
またその逆に、
未来に残る多数の画像があります。
もちろん色々なジャンルの画像が残るでしょう。
そしてきっとその中の一つのジャンルとして、
「Retina Photo レティナ・フォト」がそこにある。
少なくとも僕はそう信じています。
限りなく僕らの眼に近づけた写真。
自然な光を写し、複数のホワイトバランスと露出を持ち、
自然な彩度とコントラストで表現された作品。
HDR(ハイ・ダイナミック・レンジ)ではなく、
もっと自然に露出を調整した、
NDR(ナチュラル・ダイナミック・レンジ)で表現された作品。
そういう一連の作品が、
一つのジャンルとして確立される事でしょう。
ただこの分野の作品創作は時間が相当に必要で、
けして簡単ではありません。
でも世界で通用する写真家になるためには、
何か一つ、
他人がしていない事に挑戦し、
新しいジャンルを自分で築く位の気構えが必要だと思います。
僕はこの先いつまで撮影できるか分かりませんが、
Retina Photoはライフワークとして挑戦していきます。
「小麦畑と秋の空」 - 北海道美瑛町 9月
この作品はカメラに頼らず自分で創作。
NDR=ナチュラル・ダイナミック・レンジと複数のホワイトバランスを使い、
出来るだけ自分の眼で見ている情景を表現したRetina Photoです。
この写真は一緒に撮影ツァーに同行されたお客様が、
撮影中の僕を後ろから撮られました。
ご覧頂きますと分かりますように、
普通カメラでこの様な逆光を撮りますと、
空の露出はほぼ同じく撮れますが、
手前が全てシルエットになります。
これがフィルム時代を含めた今までの写真です。
僕の創作した上の作品を4K-TVで鑑賞するなら、
眼の前にノイズレスで自然な露出と色を持った、
現実の風景に限りなく近い写真になっている事が分かるはずです。
難しい逆光撮影においても、
可能な限り「自然」に挑戦していく。
僕がライフワークとして取り組むのは、
まさにこの世界です。
(#^.^#)
ケント白石
北海道を世界に売り込む侍写真家
Professional & SAMURAI Photographer Kent Shiraishi
ケント白石 写真家の宿「てふてふ」
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