先の話ですが、今年の9月にまた上記コンテストが始まります。
このブログを読まれている、アマプロ問わず、全国の写真家の皆さんは、
ぜひ今年は挑戦して下さい!
参加料は一枚投稿するのにたったの20ドルです。
何故こんなことを新年から書くのかと言いますと、
今から頭のどこか片隅にそのことを意識されて、
今年の秋にはご自分の「傑作写真」をぜひ投稿して頂きたいからです。
言うまでもなく国内はもとより、世界には多くの写真コンテストがあります。
それこそNikonやCanonも行っていますが、ここまで世界中に広く、
しかも長く紹介・掲載されるコンテストはないと思います。
他の多くのコンテストが、年に一度その瞬間だけ行うのに対して、
常時月刊誌との連携で強力なファンや信頼・人気を得ており、
100年以上も前からNature誌・写真誌としての確固たる地位を築いている点、
そこが大きく違うとつくづく実感しました。
今回私自身が身をもって、
世界における「ナショジオ」のブランド力、宣伝力の凄さを感じました。
そういう意味では間違いなく「世界一人気の高いコンテスト」と言えるでしょう。
私もそれなりに想像していましたが、正直ここまでとは思いませんでした。
凄まじいです!いや半端じゃないといったほうが良いですね!
メールも読みきれないほど世界中から来ますし・・・。
それこそ審査結果の発表は昨年12月19日(日本時間では20日)でしたが、
なんと年が明けてからも、世界中あちこちで紹介・掲載されています。
例えば米国では、
3大ネットワークの一つABC Newsのネット版、
★「abcNEWS」で紹介されましたし、
さらに昨日は米国ボストンの最多発行部数を誇る新聞、
ボストングローブのネット版で、編集者が世界中から選んだ写真を紹介するサイト、
★「The Big Picture」でも大きく掲載されました。
ちなみにこちらのサイトはほんとに素晴らしい写真が集められております。
例えばこれを見てください、新年に関する写真・・・
★「2012: Marking the New Year」
素晴らしいでしょう!
もちろんロシアや中国、そしてヨーロッパでも相変わらず紹介されています。
アマチュアであれプロであれ、写真家にとっての一番の賞品は金ではありません。
可能な限り世界中の多くの方に閲覧していただく事でしょう。
その意味でもこのコンテストが世界一だと感じています。
ぜひ、このブログを読まれているプロ、ハイアマチュアの皆さんは、
今年の秋に挑戦されて下さい!
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次に少しだけ今回のコンテストで私が感じたことを書いておきます。
全投稿数は2万ちょっとだと思いますが、
「ナショジオ」では全てを閲覧できます。
そこで私は自分が投稿する前も、投稿後もほぼ全作品を見ました。
そして自分が審査員になった気持ちで1点1点鑑賞しましたが、
最終的に私が入賞候補と判断して残ったのは200点以下でした。
もちろん我々が鑑賞できるのは小さい画像であり、
審査員が見る大きな画像とは違います。
ナショジオでは合成はもちろん、過度な加工も禁じており、
写真のセンスはもちろんですが、クオリティも相当重視されます。
以前私はこのブログで、ある外国写真サイトで、
サイトスタッフ(編集者)が選んだ一枚の写真のクオリティについて、
相当レベルが低いと書きました。
たしか長編が950px程度の小さな画像にもかかわらずノイズが酷いものでした。
ようするに写真としての構図やセンスは良いのですが質の低い作品でした。
そういう作品は今回全て落選しています。
またNature部門では、入賞した風景作品は私の作品だけです。
もちろん他にも素晴らしい作品が投稿されていました。
ただ私から見ても明らかにPhotoshop等で加工しているのが分かるような、
そういう作品も多く見受けられました。
それらも全て落選しています。
実は厳密に入賞作品数が決まっているわけではありません。
部門によって入賞数が5点または6点だったりしています。
このことから考えて、
もし過度な加工がなければ、あるいはもっとクオリティが高ければ、
十分入賞した可能性のある作品も多かったと思いました。
結局今回最終的に審査員が選んだ入賞作品は14点なので、
おそらく最初の選考ではまずその10倍ほど、
150~200点ほどに絞られていたと思います。
逆に言えば、その中に入っていればチャンスはあります。
そこからは審査員の好みも影響するからです。
私が全作品を見ただけでも、約200点の作品が競争相手です。
これらの作品はプロも相当な数参加しているので強敵です。
しかし言い換えれば、
全投稿作品の99%は初めから落選が決まっていると言えます。
要はたとえ2万点の応募数があっても、
実際の戦いは200点ほどで競っているということです。
そう考えれば恐れることはありません!
私のブログを読んでいる方なら、必ずチャンスがあります。
そして何より、一枚投稿するのに20ドル払うだけで、
他に失うものは何もないのです。
しかも運よく入賞すれば、
貴方の写真家人生は大きく変わる可能性があります。
実際私の人生も変わりつつあります。
最後にもう一つ、このコンテストの素晴らしさは、
入賞作品の扱いがほぼ同じであることです。
もちろんグランプリは賞金も違い、副賞も素晴らしいですが、
それでも世界で紹介される場合は殆どいつも全入賞作品が掲載されます。
よって入賞するだけで、間違いなく世界的に有名になります。
(もちろん私の名前ではなく、私の作品が有名になるという意味です。)
この辺も「ナショジオ」の特徴で素晴らしいと思いました。
また聞いたところによりますと、日本人の入賞は初めてのようです。
それなら次回は私を抜いて、優勝者を日本人から出したいですね!
さあ皆さん、来年の今頃は世界中のネットで、
日本人のグランプリ作品がトップに掲載されるよう頑張りましょう!!!
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