Kent Shiraishi Photo Blog

北海道美瑛町の大自然や身近な写真を、
海外へ配信するArtistの呟き。

写真術の学び方-part4・プロになる!

2012年03月19日 | National Geographic
写真術の学び方-part4・プロフェッショナルになる!

前回は偉そうなことを書きました。
今回はもっと偉そうに書きます・・・笑

よって前回読まれて不愉快な方は、
今回は最初から読まないようにして下さい。

私のブログは自分の「感性」の表現場です。
写真家はある部分「唯我独尊」でなければ出来ない分野です。

書くのは私の自由であり、表現は感性です。
ただしそれをどう受け入れるかは皆さん次第です。

尚私がこれから書く対象の方は、
アマチュア写真家の一部に向けてです。
一般的アマチュアの皆さんは対象外です、あしからず。

さて、前回書いたあと、何十通(40通以上)もコメントが来ました。
一通り読ませていただきました。

中には私に対して批判的な文章もありました。
正直に言いまして、そんな文章書く時間があるなら、
もっと真摯に自分の写真と向き合ったらどうなのか?
そう思わずにはいられませんが・・・。

しかし来たコメントの殆どが、前向きなとらえ方をされており、
自分の現状に置き換えて深く考察されている方が多かったです。

特に中高年の皆さんは、意識レベルで大きく二つに分かれています。

一つは世間一般的に趣味の範囲で楽しみたいという方達。
そういう方は何も問題なく、ご家族や配偶者も含めまして、
皆で楽しくそこそこ腕を上げて楽しみたい!そういう皆さんです。
これはこれで一番宜しいと思います。

さて問題となるのはもう一つのグループ、
今現在ハイアマチュア、もしくはそれに近いポジションにいて、
もっと上、すなわちセミプロ級を狙いたい方。

実はこのブログの読者で一番多いのがそういう方達です。
おそらく数百人はいるでしょう・・・。

だいたいコメント寄こす方もそういう人達だと思います。

しかも皆さん結構行き詰ってきており、
色々悩む場面もある方達です。

今回多数来たコメントにも、
「・・・出来ればさらに具体的なアドバイスがあれば嬉しいです。」

そんなお金も払わないで(笑)タダで指導してくれという文章もありました。

金も払わないで身につけようという考え方は、
ホステスが客のおごりでゴルフするようなもんで、
絶対上手くならないです・・・笑

ほんとに上達したいなら、対価はきちんと払わないと身につかない!
これは書いておきます。

またここからは言葉は少々辛辣に書かせて頂きます。
かなりの批判が来るのは覚悟で・・・。

ハッキリ言えることは、
我々中高年には若者と違って未来は無いわけです。
歳とってあの世に行くだけです。

私の友人のように、50歳を目前にして、
あっけなく亡くなった者もおります。

本当に人生はあっというまに終了です。

ならば・・・

ここではっきり自分のスタンス、目標を明確にすることも一つの生き方。

今のままハイアマチュアと呼ばれてそれで良しとするなら、
ぐたぐた言わずにそれで満足するような相応の生き方を考える。

例えば仲間と自己中心的なグループでも作って楽しむのも良し。
幸福は満足にありと言いますでしょ。

人生はそれでも十分短いですから・・・。

またもしちょっと・・・セミプロというかプロ的にやってみたい・・・
そんな色気を持っているなら・・・。

いい年して、色気なんかで勝負できるわけ無いです・・・笑

そうしたいならきちんと自分の心に宣言しなければダメでしょう・・・。

俺はプロフェッショナルになる!!!

そう心に決めないと、いつまでもグダグダ、悶々としていることになります。

★写真の世界は今が最高に素晴らしい!

このこと皆さんはよく考えて下さい。

フィルム時代は無名の人間、まして普通の老人など、
間違ってもプロにはなれませんでした。
理由は簡単で、自分の作品を売り込む場所も世界も限られていましたし、
何よりもマーケットが日本国内に限られていたからです。

ところが今はどうでしょうか?

今撮った作品をすぐに世界中の人に見て頂く事も可能なんです!

しかも色々なビジネス関係の方も世界中で見ているんです。
今タダの老人、オッサン、オバサンである貴方が、
明日は写真家として有名になっているかも知れないのです。

こんな素晴らしい現代に生きていて、
まだあと5年や10年生きると考えたら?・・・

思い切ってプロフェッショナルを目指せば良いんです。
もちろん今の仕事は辞めずに、年金ももらって・・・。
そういうことが出来る時代なんですから。

むしろ今の既存のプロのように、
生活全てが写真を撮ることになると、実は相当しんどいです。

なぜなら世界が求めているのは、きちんとした作品だからです。
要は撮影してハイお終いということではなく、
その後しっかり現像し創作された「作品」が価値あるからです。

それを創るには相応の時間が必要です。
今巷にいるプロには、なかなかそんな時間は作れないのです。
彼らの生活を見ていれば良く分かります。

さてここまで偉そうに書いてまいりました。
気分を害されましたら、遠慮なくトイレに行ってください・・・笑
もちろんここで退場されても結構です。


休憩


ここからは上で私が書いた話に賛同出来た方のみお読み下さい。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



実はつい3日前に、一通のメールが米国から来ました。

★「Please contact me at National Geographic magazine regarding possible interest in one of your photos. Thank you. NGM Washington, DC」

「私に連絡下さい・・・。」ナショジオ米国本社からと書いてありましたが、
私は用心深いので簡単には信用せず適当に返事をしました。

すると・・・すぐに次のような長い文章が・・・一部は割愛します。

★Hello Kent:

National Geographic magazine is interested in taking a closer look at your image (see attached) for possible consideration in NGM's regular monthly feature, Visions of Earth. Please see below a brief description of VOE and a link to our web page on NGM.com.
We would like to review a captioned copy of your image. The file should be 72 dpi and at least 1600 pixels on the long edge, full-frame/no cropping and minimal post-processing.

The image file must contain camera EXIF data and IPTC details including an embedded caption that states (files lacking this information may not be considered):

1. When the image was shot

2. Where

3. Who is the photographer

4. A brief description of the situation.

The file name should include the photographer's last name (but please keep the naming brief). You can email the image directly to me.

Additionally, please describe the photographic and post-processing techniques you have utilized in capturing and finishing your image. Please be sure to indicate if the image is a single exposure or layered/composited file.

If we determine there is sufficient interest in your image we will be in touch to discuss with you all the details and requirements for image submission and use. Please do not hesitate to let me know if you have any questions.

Please note that original RAW files (uncropped, untoned) will be required for any image selected for a layout. If your image was not shot in the RAW format your original full resolution (uncropped, untoned) file will be required.

You must indicate in your response if you shot the image in the RAW format, and specify the size/dimensions of the full resolution RAW/original file.

Visions of Earth are three horizontal, color, double spreads at the front of National Geographic magazine that our readers find captivating. The photography should be surprising, beautifully composed, graphic, a celebration of life, or relevant to the world we live in today. These images must be journalistic in nature, not manufactured, contrived, set up or manipulated. We’re looking for intriguing images ranging in subject matter from landscapes, natural history and science, to geopolitical and cultural. Each photograph should have been shot in the last year or two. Link to Visions of Earth online at http://ngm.nationalgeographic.com/visions-of-earth/visions-earth-2011

I look forward to hearing from you.

Best,

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


英語が得意な方はじっくり読んで下さい。


苦手な方には簡単に説明しますと、
以前から皆さんに写真術の勉強のために勧めていたナショジオ本誌の「Visions of Earth」に、
私の作品を「選考対象にしたい」そういうことです。

誤解しないで下さいね!

選ばれたわけではないのです!!!
これから選考するのに、貴方の作品を参加させませんか?
そういう文章です。

実際は世界中から恐ろしい数の作品が選考対象になり、
選ばれるのは毎月約3点です。
天文学的な審査でしょうから・・・期待は全くしていません。

もっとも選考の対象になっただけでも凄いことだとは思いますが・・・。
こればかりは自分で売り込むわけには行きませんからね。

・・・ただそれより、

私は今年に入りこのブログ上で宣言しています。
必ずいつかは「ナショジオ米国本誌」に掲載させる・・・。

その目標に一歩ずつでも近づいているのが嬉しいです。

いつかは載せたい!そういう気持ちが自分のモチベーションを高め、
何より「意識」がハイテンションになっているのです。
よって当然ですが「感性」も研ぎ澄まされます。

今回上記招待メールは、500pxの「ポートフォリオ」から来ました。

やはり世界中のトップ編集者は500pxを見ています。

私が皆さんに言いたいのは、
一般素人の他人なんかどうでも良いんです。

500pxで人気票がどうとか、ディスライク(dislike)攻撃が多いとか?
そういう事気にされる方多いようですが、
実はプロになるなら、そんな話はどうでもよい小さなことなんです。

日本のアマチュア向けサイト、
例えば「ガンレフ」などと同じように考えるからそういう発想になるんです。

もちろんそれが悪いという事ではなく、
目的の違いをきちんと考慮しなければいけないと言っているのです。

第一想像して下さい。
日本のアマチュア向けサイトなど、世界の写真ビジネス関係の方が見ると思います?

眼の利く本物の審美眼を持ったそういう方達は、
貴方の500pxでの作品集(ポートフォリオ)を見に来ます。
そこは大切な判断材料の一つになるはずです。

よって日々クオリティの高い作品を投稿するよう心がける。
この努力を怠らないことです。

また上記メールに書かれていますが、

必ず審査には現像前のRAWデータの提出が必要です。
RAWデータを見れば、貴方の加工・現像技術が一目瞭然だからです。
また当然撮影時の状況が全て分かりますので合成なんかすぐバレます。

世界のナショジオは審査も厳しいです。

だからこそ、普段から現像技術も磨き、
自信を持ってRAWデータを見て頂けるようにしなければいけません。
下手に色付けして、自然界に存在しない色の作品つくっても採用されません。

世界はそんなに甘くないのです。

しかし逆に言えば、真面目にハイレベルで作品創りしている方、
女性でも、老人でも、
むしろ今プロでないアマチュアの貴方にこそチャンスがあるのです。

70歳で世界にプロデビュー・・・カッコイイ!

いやほんとですよ。僕は今自分の身近にいる初老の女性に、
「世界でプロデビューしましょう!」
そうやって本気で声かけてますから。

そもそも写真は世界の文化です。
狭い島国根性で考えるのではなく、もっとグローバルに、
新しい現代の発想で楽しみましょう。

僕のブログ読んで、
一人でも多くの中高年の方が、世界でプロデビューする。
そんな嬉しい報告が来ることを楽しみにしています。

ほんとに頑張って下さい!
やれば出来ますから・・・ホントに!

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