Kent Shiraishi Photo Blog

北海道美瑛町の大自然や身近な写真を、
海外へ配信するArtistの呟き。

世界で通用する写真家になるために学ぶ!Vol.2

2014年06月15日 | 世界で通用するArtistになるために学ぶ!
世界で通用する写真家になるために学ぶ!Vol.2
デジタル暗室を作る事が大切!

前回の続きを書きます。
世界に自分の写真を発信したい方のために僕は書きます。
(*^_^*)
第一回目の前回は大切な事を書きました。
すなわち、
撮影技術については後からいくらでも学べます。
最新のデジタルカメラを使い努力を惜しまない方なら、
生れて初めてカメラを手にした方でも3年でプロレベルに達します。
ですから問題は撮影技術ではないのです。

まず最も大切な事は、
撮影した画像データの「色」と「露出」を正しく見る
世界で仕事をするならこの知識は絶対に必要!

僕はそう書きました。

意識の高いハイアマチュアやプロが考えなければいけない事は、
撮影した画像データを出来るだけ忠実な色と露出で確認する事です。
それが出来なければ現像など出来ませんし、
世界の企業相手に自信を持って仕事が出来ません。

さて今日はまず僕の現像室を見て下さい。
僕の宿に来てワークショップに参加する人に見せるために、
最近フロントを現像室に改装しました。

外光をスクリーンで遮断します。
また壁は基本的に無彩色です。
壁の色がモニターに映り込むようではダメです。
大切な事は、
昼間も夜も同じ条件で現像出来る事です。
すなわちこれは「デジタル暗室」になります。


まず大切なのは環境光です。
天井にはかつてはLEDのライトがついていました。
しかし演色性(色を正しく見せる性能)があまりに低いので、
色温度5000Kの昼光色電球型蛍光灯に替えました。


光源色:3波長形昼白色、色温度:5000K、平均演色評価数 Ra:84

一個800円台で買える安価なライトですが、
色温度が5000Kで演色評価数がR84ですから、
天井につける環境光としてはベストではありませんがまずまず使えます。

ちなみに普通の白色蛍光ランプはRa:68くらいで使えません。
演色評価数は100が最高点数で、
プロの業務用には90点以上のライトを使います。
アマチュアが使う天井照明でも最低80点以上は必要でしょう。
またこれが6500Kのライトなら、
青白く見えて日常的に快適ではありません。

しかし正しいプリントの色を見るならもっと演色評価数の高い次のライトで見ます。

太陽光に一番近い5500K-演色評価数 Ra:92のスパイラルバイタライトです。
SPIRAL VITALITE DT-1171N

色を正しく見るためには演色評価数が90以上欲しいので、
このライトは合格です。
メーカーは米国の様ですが生産が中国で行なわれているため、
類似品の安価な物がたくさん出ていますので注意して下さい。
演色性が全然違います。

もちろんこのライトを天井につけれるならそうしました。
一個で約80Wの明るさがあるようです。
残念ながら照明器具に対して少々大き過ぎました。
そこで普通のスタンドにつけました。
(#^.^#)


色温度計で測ってみますと、
おおージャスト5500Kでした!
こういう使い方でも十分です。



まずはこんな感じで環境光を整えます。
天井光を6500Kにする必要はありません。
5000~5500Kの方が日常生活も快適で問題ないです。
ただし出来る限り演色評価数の高い照明を使って下さい。

今皆さんにお見せしているのは、
最低限、この程度は必要であるという見本です。
けして最高、ベストという事ではありませんのでお間違いなく。
(#^.^#)
そしていよいよモニターのセッテングです。
この続きは次回書きます。

ケント白石

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