2015年9月20日日曜日、午後8時。シルバーウィークという秋の連休2日目は、風のように過ぎ去った。明日からの3連休をもっと意義有る時間としたい。
レスピーギの「リュートのための古風なアリアと舞曲」に、2枚の作品が加わった。
Respighi, Ghedini, Rota - Chamber Music (Accademia Bizantina)
Carlo Chiarappa, Accademia Bizantina
曲目
Ottorino Respighi(レスピーギ)作曲:
Ancient Airs and Dances, Set 3(リュートのための古風な舞曲とアリア第3組曲1~4)
Trittico botticelliano(ボッティチェルリの3枚の絵1~3)
Giorgio Federico Ghedini(ジョルジョ・フェデリコ・ゲディーニ)作曲:
Concerto for Violin and Strings "Il Belprato"(ヴァイオリン協奏曲)
Nino Rota(ニーノ・ロータ)作曲:
Concerto for Strings(弦楽のための協奏曲1~4)
指揮:カルロ・チアラッパ
管弦楽:アカデミア・ビザンティナ
録音時期:1993年7月20-22日
録音場所:イタリア、イモラ、ロッカ・スフォルゼスカ
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
残念ながら指揮者(Vn)、管弦楽団ともに詳しい情報が見当たらない。
定番の“アリア第3組曲全曲”を演奏、弦がとても美しい。
フェデリコ・ゲディーニという耳慣れない作曲家と、ニーノ・ロータの作品。映画音楽作曲イメージが先行していたが、ニーノ・ロータは「本業はあくまでクラシックの作曲であり、映画音楽は趣味にすぎない」と言っていたそうで。いずれも聴き慣れない作品で、試聴感らしい感想が出てこない。
Respighi: Ancient Airs & Dances Suites
Antal Doráti: Philharmonia Hungarica
レスピーギ作曲:リュートのための古風な舞曲とアリア第1組曲~第3組曲全曲
指揮:アンタル・ドラティ
管弦楽:フィルハーモニア・フンガリカ
録音場所: 06/1958, Concert House, Vienna, Austria [Studio]
当方にとってドラティといえば「ハイドン・交響曲全集」である。そのドラティ「1950年代以降、マーキュリー・レコードにたくさんの録音を残し、代表的な録音としては序曲『1812年』をはじめとする高音質録音を数多く残した」とあり、“Mercury Living Presence”のレーベルは高音質を謳う代名詞のようなものだ。RCAの“Living Stereo”と対極をなすようでもある。
そのドラティ、手兵・フィルハーモニア・フンガリカを指揮してのレスピーギ。まず驚くのが代名詞通りの高音質。これが半世紀以上前の録音とは俄に信じがたい。
レスピーギの作品“リュートのための古風な舞曲とアリア”をピンポイントで集めたが、わりと多くの音楽家がこの作品の指揮・演奏を手掛けていることを知った。レスピーギ、ローマ三部作のイメージが先行して、他の作品に目が行かなかった。もともと気がかりな作曲家でもなかったし。ジュゼッペ・シノーポリの作品を集める中で、レスピーギ作品を再認識した次第だった。
聴く作品に偏らず広く深く聴いていけることも、クラシック音楽の懐の深さだろう。そのことを改めて教えられた気がした。
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レスピーギの「リュートのための古風なアリアと舞曲」に、2枚の作品が加わった。
Respighi, Ghedini, Rota - Chamber Music (Accademia Bizantina)
Carlo Chiarappa, Accademia Bizantina
曲目
Ottorino Respighi(レスピーギ)作曲:
Ancient Airs and Dances, Set 3(リュートのための古風な舞曲とアリア第3組曲1~4)
Trittico botticelliano(ボッティチェルリの3枚の絵1~3)
Giorgio Federico Ghedini(ジョルジョ・フェデリコ・ゲディーニ)作曲:
Concerto for Violin and Strings "Il Belprato"(ヴァイオリン協奏曲)
Nino Rota(ニーノ・ロータ)作曲:
Concerto for Strings(弦楽のための協奏曲1~4)
指揮:カルロ・チアラッパ
管弦楽:アカデミア・ビザンティナ
録音時期:1993年7月20-22日
録音場所:イタリア、イモラ、ロッカ・スフォルゼスカ
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
残念ながら指揮者(Vn)、管弦楽団ともに詳しい情報が見当たらない。
定番の“アリア第3組曲全曲”を演奏、弦がとても美しい。
フェデリコ・ゲディーニという耳慣れない作曲家と、ニーノ・ロータの作品。映画音楽作曲イメージが先行していたが、ニーノ・ロータは「本業はあくまでクラシックの作曲であり、映画音楽は趣味にすぎない」と言っていたそうで。いずれも聴き慣れない作品で、試聴感らしい感想が出てこない。
Respighi: Ancient Airs & Dances Suites
Antal Doráti: Philharmonia Hungarica
レスピーギ作曲:リュートのための古風な舞曲とアリア第1組曲~第3組曲全曲
指揮:アンタル・ドラティ
管弦楽:フィルハーモニア・フンガリカ
録音場所: 06/1958, Concert House, Vienna, Austria [Studio]
当方にとってドラティといえば「ハイドン・交響曲全集」である。そのドラティ「1950年代以降、マーキュリー・レコードにたくさんの録音を残し、代表的な録音としては序曲『1812年』をはじめとする高音質録音を数多く残した」とあり、“Mercury Living Presence”のレーベルは高音質を謳う代名詞のようなものだ。RCAの“Living Stereo”と対極をなすようでもある。
そのドラティ、手兵・フィルハーモニア・フンガリカを指揮してのレスピーギ。まず驚くのが代名詞通りの高音質。これが半世紀以上前の録音とは俄に信じがたい。
レスピーギの作品“リュートのための古風な舞曲とアリア”をピンポイントで集めたが、わりと多くの音楽家がこの作品の指揮・演奏を手掛けていることを知った。レスピーギ、ローマ三部作のイメージが先行して、他の作品に目が行かなかった。もともと気がかりな作曲家でもなかったし。ジュゼッペ・シノーポリの作品を集める中で、レスピーギ作品を再認識した次第だった。
聴く作品に偏らず広く深く聴いていけることも、クラシック音楽の懐の深さだろう。そのことを改めて教えられた気がした。
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