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シベリウス「ヴァイオリン協奏曲作品47第3楽章」を聴き比べる(4)

2015年09月05日 08時48分46秒 | 音楽、聴き比べ
2015年9月5日土曜日、朝焼けを見せた空だったが、今は曇り。毎日変わる天候。午前8時半現在時外気温23℃湿度83%、北北西の風1m/s。

シベリウスのヴァイオリン協奏曲聴き比べ4回目は、2名の男性ヴァイオリニスト。

Sibelius: Violin Concerto In D Minor, Op. 47 - 3. Allegro, Ma Non Tanto

Album:Sibelius: Violin Concerto, Serenade #2, En Saga
Julian Rachlin; Lorin Maazel: Pittsburgh Symphony Orchestra
ヴァイオリン:ジュリアン・ラクリン
指揮:ロリン・マゼール
管弦楽:ピッツバーグ交響楽団
Recorded at Heinz Hall, Pittsburgh, Pennsylvania, USA, Sptember 26 & 27, 1992
1974年生まれのジュリアン・ラクリン、18歳時の演奏か。1930年生まれのマゼール、62歳。
まず興味をそそられたのは。管弦楽のほうだった。マゼール指揮のピッツバーグ交響楽団。量感ある弦楽器群は、このヴァイオリン協奏曲にきわめて相応しいと思う。
僅か18歳にして、シベリウスのヴァイオリン協奏曲を弾いているが、残念ながら上記の通り、背景の管弦楽に圧された感は否めない(私感ですが) ピッツバーグ大学在学の時からマゼールは、このピッツバーグ交響楽団の一員だったというから、互いの機微に通じ合うものもあっただろうし、信頼という言葉が自然と浮かぶ。余談になるがマゼールは、シベリウスの交響曲全集もピッツバーグ交響楽団と録音(1990年~1992年)している。

Sibelius: Violin Concerto In D Minor, Op. 47 - 3. Allegro, Ma Non Tanto

Album:Sibelius; Nielsen: Violin Concertos
Maxim Vengerov; Daniel Barenboim: Chicago Symphony Orchestra
ヴァイオリン:マキシム・ヴェンゲーロフ
指揮:ダニエル・バレンボイム
管弦楽:シカゴ交響楽団
録音場所: 01/1996, Orchestra Hall, Chicago, Illinois [Studio]
ラクリン同様1974年生まれのマキシム・ヴェンゲーロフ、22歳時の演奏。1942年生まれのバレンボイム、54歳。
弾け飛ぶような弦、勢いのある推進力が目立つ演奏だなあと思った。バレンボイム指揮のシカゴ饗がまた良い演奏をしてる。ピアニストのイメージが未だに残るバレンボイムだが、この演奏を聴く限りでは指揮者としての仕事も、手堅くこなしてると言ったところか。期待通り、シカゴ饗の咆哮する金管楽器群。重厚なフィニッシュを聴かせてくれた。

両作品ともヴァイオリン演奏にあまり言及していませんが、管弦楽に飲まれたような結果なもんで(私感ですが・・・)(泣)


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