2015年7月25日土曜日、朝から暑~ッ! 午前8時半現在時外気温28℃湿度82%、東南東の風3m/s。
九州北部・福岡/博多は未だ梅雨明けしておりません。過去5年間平均では7月19日頃だったようですが、未だ正式な梅雨明け発表には至りません。土曜日の今朝は青空、蝉時雨が賑やかです。南から台風に影響された低気圧も接近しており、梅雨明けを宣言する気圧配置じゃないからでしょうね。
さて、ブラームス「交響曲第3番第3楽章」聴き比べ最終回、今朝はこの2人とウィーン・フィルの演奏で聴いてみました。
お一人はこの方。
Brahms: Symphony #3 In F, Op. 90 - 3. Poco Allegretto
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Anne Sofie Von Otter; James Levine: Vienna Philharmonic Orchestra
指揮:ジェイムズ・レヴァイン
管弦楽:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
録音時期:1992年11月
録音場所:ウィーン、ムジークフェラインザール
録音方式:ステレオ(ライブ)
1943年生まれのレヴァイン、49歳時のライブ録音。この時レヴァインは、ウィーン・フィルと2度目のブラームス「交響曲全集」をいずれもライブ録音している。当方所有唯一のレヴァイン/ブラームス作品で、アンネ・ゾフィー・フォン・オッター(ソプラノ)とのアルト・ラプソディ(ライブ)も収録されており、ある意味でお買い得盤か。
お二人目はこの方です。
Brahms: Symphony #3 In F, Op. 90 - 3. Poco Allegretto
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Karl Böhm & Vienna Philharmonic Orchestra
ブラームス作曲:交響曲第3番へ長調 Op.90
指揮: カール・ベーム
管弦楽:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
録音時期:1975年5月6月
録音場所:ウィーン、ムジークフェラインザール
録音方式:ステレオ(セッション)
HMV評を参照すると《空前の反響を呼んだというベーム&ウィーン・フィル初来日公演(注:この時は、ブラームスの第1番を演奏してますよね)の直後、1975年の5~6月にウィーンのムジークフェラインザールでセッション・レコーディングされたもので、日本でも年内に緊急発売されて1976年度レコード・アカデミー賞を受けるなど各方面から絶賛された名盤。いかにもベームらしい揺ぎない構築力を示す堂々たる演奏が揃っていますが、オーケストラがウィーン・フィルということもあって、どっしりしたフレームの中で、楽員がニュアンス豊かな音楽を展開する様子は実に魅力的。晩年のベームならではの渋味を含んだ味わいのある情感が深い感動を呼び起こします。ウィーン・フィルの響きも充実した美しいもので、独特の濃厚な音色の木管ソロのなど、ムジークフェラインザールならではのトゥッティの素晴らしい響きと相まってトータルな魅力を実感させてくれます》とベタ褒め評が延々と・・・
1894年生まれのベーム、81歳時の録音のようです。81歳と言えどもなんのなんの、しっかり仕事なさっておりますね。
ということでブラームス第3番聴き比べ、トリは巨匠ベームにお任せします。第1楽章冒頭から壮麗に、まるでリヒャルト・シュトラウス「英雄の生涯」冒頭風? とても愉しげに奏でるウィーン・フィル、ベームとの演奏をまさに愉しんでいますね。空間への音の拡がりも適度で、乾燥せず湿らずの“ちょうど良い”塩梅です。巨匠の指揮でウィーン・フィルは、翼を得たか如く悠々と、大空を舞っているような演奏です、素晴らしい。つい全曲を聴いてしまいました、更に第1番から第4番まで連続試聴しております。これぞ音楽鑑賞!
何度でも聴きたくなるし、実際繰り返し試聴しました。他の指揮者/演奏が霞みます。私のブラームス「交響曲第3番第3楽章」筆頭愛聴盤はこれに決まりですね。
オーケストラが同じでも、出て来る音が違いますが、これは指揮者の譜面解釈の違いなんでしょうかね。
と言うことでブラームス「交響曲第3番第3楽章」聴き比べ、最後に指揮したベーム/ウィーン・フィル盤をベスト盤としました。
この試み、それなりに時間をかけました。
各指揮者/オーケストラや会場の違いもあって、同一楽譜からこれほどに音の違いが出るものだと、甚く感心しました。
名曲の底深さを改めて教えられた感があります。クラシックはホント、深いですね~。
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九州北部・福岡/博多は未だ梅雨明けしておりません。過去5年間平均では7月19日頃だったようですが、未だ正式な梅雨明け発表には至りません。土曜日の今朝は青空、蝉時雨が賑やかです。南から台風に影響された低気圧も接近しており、梅雨明けを宣言する気圧配置じゃないからでしょうね。
さて、ブラームス「交響曲第3番第3楽章」聴き比べ最終回、今朝はこの2人とウィーン・フィルの演奏で聴いてみました。
お一人はこの方。
Brahms: Symphony #3 In F, Op. 90 - 3. Poco Allegretto
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Anne Sofie Von Otter; James Levine: Vienna Philharmonic Orchestra
指揮:ジェイムズ・レヴァイン
管弦楽:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
録音時期:1992年11月
録音場所:ウィーン、ムジークフェラインザール
録音方式:ステレオ(ライブ)
1943年生まれのレヴァイン、49歳時のライブ録音。この時レヴァインは、ウィーン・フィルと2度目のブラームス「交響曲全集」をいずれもライブ録音している。当方所有唯一のレヴァイン/ブラームス作品で、アンネ・ゾフィー・フォン・オッター(ソプラノ)とのアルト・ラプソディ(ライブ)も収録されており、ある意味でお買い得盤か。
お二人目はこの方です。
Brahms: Symphony #3 In F, Op. 90 - 3. Poco Allegretto
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Karl Böhm & Vienna Philharmonic Orchestra
ブラームス作曲:交響曲第3番へ長調 Op.90
指揮: カール・ベーム
管弦楽:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
録音時期:1975年5月6月
録音場所:ウィーン、ムジークフェラインザール
録音方式:ステレオ(セッション)
HMV評を参照すると《空前の反響を呼んだというベーム&ウィーン・フィル初来日公演(注:この時は、ブラームスの第1番を演奏してますよね)の直後、1975年の5~6月にウィーンのムジークフェラインザールでセッション・レコーディングされたもので、日本でも年内に緊急発売されて1976年度レコード・アカデミー賞を受けるなど各方面から絶賛された名盤。いかにもベームらしい揺ぎない構築力を示す堂々たる演奏が揃っていますが、オーケストラがウィーン・フィルということもあって、どっしりしたフレームの中で、楽員がニュアンス豊かな音楽を展開する様子は実に魅力的。晩年のベームならではの渋味を含んだ味わいのある情感が深い感動を呼び起こします。ウィーン・フィルの響きも充実した美しいもので、独特の濃厚な音色の木管ソロのなど、ムジークフェラインザールならではのトゥッティの素晴らしい響きと相まってトータルな魅力を実感させてくれます》とベタ褒め評が延々と・・・
1894年生まれのベーム、81歳時の録音のようです。81歳と言えどもなんのなんの、しっかり仕事なさっておりますね。
ということでブラームス第3番聴き比べ、トリは巨匠ベームにお任せします。第1楽章冒頭から壮麗に、まるでリヒャルト・シュトラウス「英雄の生涯」冒頭風? とても愉しげに奏でるウィーン・フィル、ベームとの演奏をまさに愉しんでいますね。空間への音の拡がりも適度で、乾燥せず湿らずの“ちょうど良い”塩梅です。巨匠の指揮でウィーン・フィルは、翼を得たか如く悠々と、大空を舞っているような演奏です、素晴らしい。つい全曲を聴いてしまいました、更に第1番から第4番まで連続試聴しております。これぞ音楽鑑賞!
何度でも聴きたくなるし、実際繰り返し試聴しました。他の指揮者/演奏が霞みます。私のブラームス「交響曲第3番第3楽章」筆頭愛聴盤はこれに決まりですね。
オーケストラが同じでも、出て来る音が違いますが、これは指揮者の譜面解釈の違いなんでしょうかね。
と言うことでブラームス「交響曲第3番第3楽章」聴き比べ、最後に指揮したベーム/ウィーン・フィル盤をベスト盤としました。
この試み、それなりに時間をかけました。
各指揮者/オーケストラや会場の違いもあって、同一楽譜からこれほどに音の違いが出るものだと、甚く感心しました。
名曲の底深さを改めて教えられた感があります。クラシックはホント、深いですね~。
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