エプロン

この頃、母親がエプロンをして台所に立つ。


両親共にお店をやっていたので、小さい頃は
あまり遊んでもらえなかった。
普通の家庭とは違い、家に帰ったら、お母さんが
ご飯を作って待っていてくれるということはなかった。
もちろん、すごく小さいときは色々してくれていた
みたいだが。


そんな母親が、最近エプロンをしている。
ここ2年はご飯を作ってくれているのだが、
それでもいままでの母親のイメージは消えていなかった。
しかし、最近のエプロンをつけている母親をみると、彼女が
「お母さん」なのだということを今さらながら実感する。


形から入るというのはどうかと思うが、
今回のことを思うと、形も大事なのだと思った。

洗濯も掃除も好きな私だが、どうも料理だけは
あまり得意ではないらしい。
しかし、そんな私もエプロンをすれば少し変わるのかも
しれないとさえ思ってしまった。
料理がうまくなるとは思わないが、料理をすることを
億劫に思わなくなるかもしれない。
そんな気はする。
自分がやるべきことはそっちの方向ではないのだが、
でも、料理を作る為の時間を作っても、問題は
ないのではないだろうか。
その分、もっと削るべき時間を見つけ出せば
いいわけだし。


来週は試験なのに、頭が全然勉強モードにならない。
しかし3月には卒論のレポートも出さなければいけない。
テーマさえ決めていないのに。

それなのに、今、のん気に職場の人に借りた本を
読んでいる。
しかも日中はHDDに撮りだめした映画たちをみてしまった。
「ショコラ」はいい作品だった。
主人公の女性が魅力的だったな。
そんな感想をのん気に書いている自分が嫌になるが。

さて、もう少し本を読み続けるか。
ワインが飲みたくなるが、薬を飲んでいるので
やめておく。
無論、買いだめしているワインなどないのだが。
購入したワインはすぐに飲んでしまうのでね。
いつかはワインやシャンパンなどを常備しておけるように
なりたいものだ。