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研修会in岡山大会 コロナ禍のなか盛大に開催

2020-12-14 19:16:35 | 日記

日本華僑華人聯合総会の助成を受け、中国四国地区華僑華人総会の主催で、12月10日(木)13:00~17:00まで、岡山国際交流センターに於いて研修会を開催した。

各地で新型コロナウイルスが蔓延するなか、開催する事に直前まで思案していたが、林肇輝理事長(元岡山大学医学部病理学教室:准教授)から、感染防止に徹する事を確約されたので、開催に踏み切った。

当日は、理事長が白衣を着用し聴診器をぶら下げ、フェイスシールドを装着し、1階入り口では、山本芳栄副会長を中心とする女性幹部が、出席者一人一人の検温と消毒を実施後、7階の会場にご案内した。

7階入り口では、官房長官:加藤勝信衆議院議員、衆議院外務委員長:あべ俊子衆議院議員、橋本岳衆議院議員、元法務大臣:山下貴司衆議院議員、元岡山県知事:石井正弘参議院議員、片山虎之助参議院議員、小林孝一郎岡山県議会議員から寄せられたメッセージを紹介。

聯合総会から、会長代行:陳隆進・東京華僑総会会長、陳慶民議長、江洋龍顧問、京都からは、元京都華僑総会:劉義康副会長、大阪から、福建同郷会:張頴会長、中国帰国者センター専属:林宇医師、夕陽紅:増井麗新施設長、愛媛新居浜から、張永慶、広島から、盧涛、島根から、李頌華・劉洪浪、米国から、華人の劉焱(元岡山大学留学生)の各氏、更に、広島出入国在留管理局岡山岡山出張所長、岡山県庁国際課、岡山市・倉敷市国際課長等、各地から各界各層70名が参加した。

初めに、地元岡山が誇る2人の芸術家・二胡奏者の劉習韻による演奏「シルクロード」、先週開催の第5回ミス&ミセス日本大会(桂由美審査委員長)で準優勝の烏紅霞の歌「我和我的祖国」で歓迎。

その後、国歌・会歌(コロナの為音楽のみ)の後、主催者を代表し、岡山県華僑華人総会:劉勝徳会長が、来賓紹介と歓迎の挨拶を行った。

初めに、酒井俊典所長が、「今後の出入国管理行政をめぐる意見交換会(国際化推進の為の課題と解決策について)」を講演して頂き、予め事務局に届いた参加者からの質問事項について、一つ一つご回答いただき、さらに出席者から新たな質問を受けて頂き、満足な意見交換会となった。

続いて、聯合総会会長代行:陳隆進・東京華僑総会会長は、「在日華僑華人運動の課題について」講演。東京華僑総会顧問・江洋龍先生は、「在日華僑の祖国との自由往来運動・日中友好協会の成立と在日華僑の協力」について、また、岡山県出身である、内山完造・黒田涛男・岡崎嘉平太先生は日中友好の井戸を掘った方々であると講演。

東京華僑総会議長・陳慶民先生から「香港・台湾問題について」講演。日本のメディアから連日伝わる報道と事実が全く違う事を知る機会となった。

林伯耀氏から、「戦後中日関係の未処置問題について」釣魚台問題を古い資料に基づいて講演頂いた。多くの出席者から、このような研修を各地で行うべきだと意見があった。

引き続き、「残留孤児・邦人の医療と教育について」爽治会大阪クリニック:林宇院長、(株)夕陽紅:増井麗新施設長から、運営の成功例について熱く語られ、出席者は感動。

最後に、岡山県華僑華人総会が、20年前、県の施設である国際交流センターへの入居を勧められた当時の責任者から、入居要請の背景を聞き、また、元参議院議員・姫井由美子氏から、日本の運転免許証への切換に尽力いただいた事、これにより、多くの外交官はじめ中国からの同胞に恩恵をもたらした。

42年間にわたる華僑華人総会を岡山大学法学部:張紅教授から、私たちが留学生のサポートをしていた事を報告して頂いた。

「組織は力なり」という思いで隣県における華僑華人運動を進める事を訴えた。

約4時間にわたる研修会であったが、出席者から、強い思いを抱いた有意義な会であったと感想が届いた。

*時間配分が悪く、講師の皆様には充分な発表の場とならなかった事に対し、主催者として大変申し訳なく思い、深く反省する会となった。