ああ正負の法則美輪 明宏PARCO出版このアイテムの詳細を見る |
序文にもあるように、これは人生のアンチョコです。困った時にひも解くと、参考になることが満載です。
以前買ってあったので昨日読み返してみました。いいことが書いてある。たとえば、どんな人間関係でも「親しき中にも礼儀あり」。腹六分か、そこら辺の関係がいいという。親子でも夫婦でも親友でもそうです。あまりに近づきすぎると、近親憎悪になってしまう。
また、美輪明宏は色、音、方角とかいわゆる風水に非常に気にしています。これはアレルギーの観点からも正しい。アレルギーには物理的因子に対するものがあります。色、音、方角などが入ります。私自身、「南」にアレルギーがありました。生まれは静岡市の南部、東京では南の品川・大田区に住んでいました。現在も、静岡市の南部にオフィスと住まいがあります。このアレルギーを除去しました。
また、食事のこともいろいろ言っていますね。マンガンが足りないと、母性や父性の喪失を招く。カルシウムや亜鉛が不足すると、いつもイライラしてすぐにカッと怒りやすくなる。これもアレルギーを関連がありますね。
人間の相性もそうです。親子、夫婦、上司と部下、いろんな人間関係のトラブルは対人アレルギーと関係があります。
江戸川乱歩、幸田文のことも参考になります。
話は変わりますが、あの「国策捜査」で罪に落とされてしまった鈴木宗男は人生に上り坂、下り坂など浮き沈みがあるが、そのほかに「まさか」という坂もあるといっています。これは至言ですね。
「栄枯盛衰」につい手も述べています。ここでもジュリアス・シーザーに言及されています。豊臣秀吉、織田信長、木曽義仲、真田幸村のことも述べられています。西太后、マリー・アントワネット、平氏、源氏、頼朝、北条政子、坂本竜馬、チェ・ゲバラ、中原中也、阿部定。スターリン、ヒトラー、ムッソリーニ、石川五右衛門など歴史上の人物が正負の法則の例としてあげられています。
ロックフェラーとその息子を対比しています。初代は成金王で世間の怨嗟のマトとなりましたが、息子は財団をつくり、社会事業に寄付をしたので、世間の信用と明睛を得た。
社会に還元することを大事にしないといけないと美輪氏は強調しています。これはその通りですね。