造船屋の思い出

趣味や歴史に対する意見及び思い出

日本造船界

2022-09-26 12:50:59 | 日記
昨年少し回復するかと思われていましたが今年も受注減少、どうにも
寂しい現状です。
韓国は合併等がありましたが相変わらず政府の手厚い金融支援で受注増
となっています。
三井E&S造船は今年提携先の常石造船の子会社となります。
三井造船ですが手元の会社説明では大正6年三井物産造船部として操業
大正15年デンマークB&W社と舶用デイーゼルエンジンの技術提携
昭和12年三井物産から分離独立、㈱玉造船所
昭和17年三井造船㈱
平成30年持ち株会社三井E&Sホールデイングで三井E&S造船と機械
システム事業を三井E&Sマシナリーに分離
令和3年造船から撤退
令和4年常石造船が三井E&S造船の㈱60%以上を持ち子会社
この間大手造船所として海軍艦艇海防艦、ロ号潜水艦等、海上自衛隊艦艇
護衛艦、潜水艦救難艦、音響測定艦等、海上保安庁巡視船、ばら積貨物船
ホバークラフト等の船舶、舶用三井MAN B&Wデイーゼルエンジン、
海水淡水化プラント、地域熱供給プラント、廃棄物処理等プラントエンジニア
リング、物流システム、橋梁、海洋構造物等の鉄鋼建設、自立航行型海中ロボット
等で多くの部門で活躍しましたが、造船部門の玉野工場は艦艇建造修理を三菱
マリタイムシステムズに譲渡され造船から撤退しました。千葉工場は閉鎖
昔三菱重工、石川島播磨重工、川崎重工、住友重機械、日立造船、三井造船等
大手造船所と呼ばれていた造船所が現在の日本一は今治造船、その次はIHIと住重
と日立を合併したJMUジャパンマリンユナイテッド、常石造船と様変わりしました。
海洋国家として、海運業の浮沈も関連しますがこれ以上の造船界衰退はあって欲しく
ないです。





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