映画「街の上で」を観た。
2021年公開の日本映画。
監督・共同脚本が今泉力哉。
出演は若菜竜也、穂志もえか他。
下北沢の古着屋で働いてる青年
が、彼女にフラれたり、なじみ
の店のマスターと話をしたり、
新しい女友達と知り合ったり、
という話。
面白かった。
なんか懐かしい気分になった。
この映画、ほぼ会話の場面だけで
出来ている。交わされる言葉は
シンプルなものばかりだが、表情
とか、間合いとかで、言葉になら
ない気持ちが伝わってくる。
単に話を合わせてるつもりなのに、
なぜか面倒くさい展開になってし
まったり。
不意に女の子から声をかけられて
何かを期待してしまったり。逆に
身構えてしまったり。
異性の相手との距離感が難しい。
友達としての仲の良さは楽しいが、
特別な仲になりたいとも思ったり。
そんな青くささを、背伸びしよう
ともせず、素直に見せてしまう。
主人公の名前は、青(あお)。
そのまんまですやん。