「長ぐつをはいたネコと9つの命」
という映画を観た。
2022年アメリカのアニメ映画。
監督はジョエル・クローフォード。
製作会社はドリームワークス・
アニメーション。
長ぐつをはいたネコ、プス。
命知らずの勇敢さで人気を誇った
が、9つあった命は最後の1つに。
死ぬのが怖くて一度は引退するが、
9つの命を取り戻そうと"願い星"
の争奪競争を繰り広げることに・・・。
音楽と、躍動的なコンピューター・
アニメは理屈抜きで楽しいし、うる
うる・モフモフな猫の表情は人間
以上に感情表現が豊かだ。
キッズ・ファミリー向けとあるが、
物語がしっかりしてる。だから、
大人でも観ていられる。
友情とか、家族とか、勇気とか、
協力とか、有限な命の尊さとか・・・。
大切なものを、押し付けがましく
なく、ポジティブに見せてくれる
ところが気持ちいい。
この辺のストレートさはアメリカ
映画の良さだな、と思う。一方、
ヒーローっぽいヒーローはもはや
存在し難く、主人公のプスも完璧
には程遠い。
実は弱っちいワンコが、一番正し
いことを解っていて、欠かせない
存在だったりする。それはそれで
今風の健全な世界観なんやろなぁ。