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聴刻堂日乗

映画「さよならの朝に約束の花をかざろう」

長編アニメ映画を観た。
「さよならの朝に
 約束の花をかざろう」

2018年公開の日本のアニメ。
監督・脚本は岡田磨里。

面白かった。

老いることのない一族の少女が、
普通の人間の子供を育てる。
母と息子の物語だ。

画がとても美しい。
冒頭の風景には息を飲んだ。
夜の古い町は街灯がほの暗く、
雨の音に冷たささえ感じた。

風景の鮮やかさに対して、
主人公の印象がとても薄い。
どんな顔だったか思い出せない。

そんな存在感の薄い少女が。
懸命に子供を育てようとする。
息子は成長し大人になってゆく。

幼い頃の母の思い出。
母親にとって幼い息子との日々。
覚えてる人は泣けるかもしれない。

自分は・・・
あまりに遠くなってしもたなぁ。

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