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聴刻堂日乗

映画「チケット・トゥ・パラダイス」

「チケット・トゥ・パラダイス」
という映画を観た。

2022年のアメリカ映画。
監督はオル・パーカー。
出演はジュリア・ロバーツ、
ジョージ・クルーニーほか。

離婚した夫婦。顔を合わせると、
喧嘩ばかり。一人娘が大学を卒業。
旅行先のバリ島で知り合った男性
と結婚すると言い出す。二人は
早まった結婚を阻止すべくバリ島
へ向かう。

面白かった。
バリ島の美しい風景が沢山観れて
旅行映画としても楽しめる。

元夫婦の二人がすぐに意地を張り
合って喧嘩し始めるのが可笑しい。
子どもか!とツッコミを入れたく
なるほど微笑ましい。

一人娘と島の男もお似合いだ。
この二人だと応援したくなる。
だから、物語が成り立つのだろう。

だが、やはり元夫婦の二人が主役
の映画だ。両親の世代が主人公の
映画が作られることに、アメリカ
社会の成熟度合も感じてしまう。
映画は観客の年代層に合わせて
作られるものだ。

そうそう、もう一人。バリ島の
新郎の父親が、実は密かに面白い。
穏やかそうな顔をして、茶目っ気
があって。なんだか笑えるのだ。

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