映画「劇場版モノノ怪 唐傘」
を観た。
2024年の日本アニメ映画。
監督は中村健治。
製作会社はツインエンジン。
元はフジテレビの深夜アニメの
シリーズで、劇場版のオリジナル
ストーリーらしい。TVシリーズ
は観ておらず、初モノだ。
見たこともない独特な世界だった。
画も、物語も。近頃はこういうの
が流行っているのかねぇ、と年寄
じみた呟きが漏れてしまった。
舞台設定は江戸時代の大奥のよう
だが、時代考証を重んじるつもり
は無いらしい。何処の国の大奥か
と思うような極彩色でサイケな画
は、アートを鑑賞する気分だ。
大奥の女たちの情念がモノノ怪
"唐傘"となり、それを退治するの
が"謎の薬売り"というお話だが。
登場人物に関する情報が無いので
意味がよく解らない。
意味なんてあまり解らなくでも、
雰囲気を感じればそれで良いか、
と割り切って観たら、それはそ
れで、それなりに。
自分では想像できないような作品。
こうして観る機会が持てたのは、
喜ばしいことではある。