映画「マンハッタン・ラプソディ」
を観た。
1996年のアメリカ映画。
監督・製作・主演を
バーブラ・ストレイサンド。
出演はジェフ・ブリッジスほか。
冒頭の場面で使われるワイヤレス
電話が巨大で、流石に30年ほど前
の映画だと思った。ところがこの
映画、1959年のフランス映画の
リメイクだと言う。その割には、
十分に楽しめたから、時代を超え
た主題なのだろう。
恋愛に不器用な数学教授の男。無
頓着で恋愛に恵まれない文学教授
の女。プラトニックな関係を前提
に結婚をするのだが・・・。
"The Mirror Has Two Faces"
というのが原題だ。"両面の鏡"と
でも訳すのだろうか。
恋愛における精神と肉体の二面性
ということもあるが、それが主題
ではないだろう。セックスレスは
現代では珍しくもなくなった。
自分の信念と本心の二面性という
ことだろう。肉体より精神。外見
よりも中身。信念を持って言動し
てきたが、本心は違うと気付いて
しまう。自分の本心に戸惑うのだ
から、相手の本心が判る筈もない。
かくして二人はすれ違い。端から
観てる我々はハラハラ。時代を超
えた恋愛あるある。ハッピーエン
ドでめでたし、めでたし。