「移動都市/モータル・エンジン」
という映画を観た。
2018年ニュージーランドと米国
の合作。
監督はクリスチャン・リヴァーズ。
出演はヘラ・ヒルマー、
ロバート・シーハンほか。
世界崩壊した最終戦争から数百年。
人々は資源や食糧を求めて都市を
移動させながら暮らしている。
冒頭、巨大な移動都市ロンドンが
小さな移動都市を飲み込むシーン
は大迫力、思わず引き込まれる。
映画は、移動都市ロンドンの要人
を母親の仇として狙う若い女性が
主人公。移動都市が定住型の都市
に仕掛ける戦争と、主人公の敵討
ちが絡んだ物語。
物語はさほど特別なところはない
のだが、描かれる世界観が面白い。
これって宮崎アニメにだいぶ影響
を受けてるよなぁ、と思うものが
沢山。移動都市は「ハウルの動く
城」だし、空に浮かぶ飛行都市は
「天空の城ラピュタ」だし。若い
男女はパズーとシータにイメージ
が重なるし、ロボット兵のような
キャラクターも出てくる。
シリアスな映画ではないけれど、
宮崎アニメを観るようなつもりで
臨めば、オマージュに溢れた作品
としても楽しめると思うよ。